更新日:2019-2-17
日本のフラッグキャリア、ANAとJAL。
似ているようでちょっと違うこの2つの航空会社を比較してみようと思います。
まずは国内線特典航空券編です。
特典航空券の予約期間
ANAは運行ダイヤ期間ごとの一斉予約開始後から搭乗前日まで、JALは搭乗日の2か月前の同日9:30(日本時間)から搭乗日前日(日本時間)まで予約可能。
ANAは最大9か月前から予約できることになります。
※運航ダイヤ期間ごとの一斉予約開始後とは、毎年1月末に3月末から10月末搭乗分を、8月末に10月末から翌年3月末までの搭乗分を一斉発売すること。
特典航空券の利用可能時期
ANAでは一部の空港で特典航空券を利用できない期間が設定されています。
対象路線(発) | 東京(羽田/成田)・名古屋(中部)・大阪(伊丹/関西/神戸) |
2018年 | 4/28、5/3、8/10~8/13、12/28~12/30 |
2019年 | 4/27~4/28、5/3、8/9~8/12、12/27~12/30 |
2020年 | - |
対象路線(着) | 東京(羽田/成田)・名古屋(中部)・大阪(伊丹/関西/神戸) |
2018年 | 1/3~1/4、5/5~5/6、8/15、8/19 |
2019年 | 1/3、1/5~1/6、5/5~5/6、8/16~8/18 |
2020年 | 1/3~1/5 |
※2020年4月以降の利用できない期間についての詳細は、2019年3月頃に発表予定。
年末年始やゴールデンウィーク、お盆などには利用できないようになっています。これって関西在住の身としては、国際線の特典航空券をとるときネックになるんですよね。国際線の特典航空券は確保できても、国内線が利用できないと日程を変更するか、国内線の分だけを自腹で購入しないといけなくなってしまうんですよねぇ(泣)
それに対してJALは、一年中いつでも利用可能なんです!(ディスカウントマイルにて特典航空券を利用する場合は、利用できない期間が設定されています。)
シーズン区分
ANAはハイシーズン、レギュラーシーズン、ローシーズンの3つに区分して、必要マイル数を変動させています。
ANAシーズンチャート
ロー | 2018年 | 1/8~2/28、4/1~4/26、12/1~12/21 |
2019年 | 1/6~2/28、4/1~4/25、12/1~12/20 | |
2020年 | 1/6~2/29 | |
レギュラー | 2018年 | 3/1~3/15、5/7~8/9、8/21~11/30 |
2019年 | 3/1~3/14、5/7~7/31、8/26~11/30 | |
2020年 | 3/1~3/12 | |
ハイ | 2018年 | 1/1~1/7、3/16~3/31、4/27~5/6、8/10~8/20、12/22~12/31 |
2019年 | 1/1~1/5、3/15~3/31、4/26~5/6、8/1~8/25、12/21~12/31 | |
2020年 | 1/1~1/5、3/13~3/31 |
※2020年4月以降のシーズンチャートは、2019年3月頃発表予定。
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みはハイシーズンですね。利用者が多くなる時期は必要マイル数も多くなるようです。
一方JALはシーズン区分がありません。ディスカウントマイル期間やJALカード割引期間の設定があります。
ディスカウントマイルおよびJALカード割引設定期間(2019年)
区間1 | 2019年4月1日(月)~2019年6月30日(日)(搭乗日) |
除外日:2019年4月26日(金)~2019年5月6日(月) | |
区間2 | 2019年12月1日(日)~2020年2月29日(土)(搭乗日) |
除外日:2019年12月21日(土)~2020年1月5日(日) |
必要マイル数
ANA特典マイル数/往復
ハイ | レギュラー | ロー | |
0~600マイル区間 | 15,000 | 12,000 | 10,000 |
601~1600マイル区間 | 18,000 | 15,000 | 12,000 |
1601~2000マイル区間 | 21,000 | 18,000 | 14,000 |
2001~4000マイル区間 | 23,000 | 20,000 | 17,000 |
※東京⇔大阪は0~600マイル区間、東京⇔沖縄は1601~2000マイル区間、東京⇔石垣は2001~4000マイル区間になります。
片道での利用は往復の半分のマイル数で利用可能です。往復のシーズンが異なる場合は、各シーズン必要マイル数の2分の1を合算します。
詳しくはこちらをご覧ください。
JAL特典マイル数/往復
通常マイル | ディスカウントマイル | JALカード割引 | |
A区間 | 12,000 | 10,000 | 9,500 |
B区間 | 15,000 | 12,000 | 11,500 |
C区間 | 20,000 | 対象外路線 |
※東京⇔大阪はA区間、東京⇔沖縄はB区間、東京⇔石垣はC区間になります。
普通席特典航空券の必要マイル数に1区間1名につき2,000マイル追加でクラスJを予約可能です。
片道での利用は2017年4月以降は往復の半分のマイル数で利用可能です。(現在は半分より少し多めのマイルになっています。また、JALカード割引は片道は対象外です。)
詳しくはこちらをご覧ください。
対象区間
ANA、JALともに日本国内線全路線の任意の片道(1区間)または2区間、1区間=直行便のみの利用となります。
ANAは、沖縄(那覇)での乗り継ぎにて離島路線(那覇-宮古・石垣)を利用の旅程のみ、離島路線の往復便を含めた4区間利用できます。
JALは2017年4月1日新規申し込み分から、離島路線予約のルールが変更になります。
JAL/JTAの北海道、本州、四国、九州と沖縄(那覇、石垣、宮古、久米島)を結ぶ路線2区間と同時に、JTA/RACの離島路線をご予約する場合、JTA/RACの任意の2区間に限り5,000マイルの追加でご利用いただけるサービスは、2017年4月1日新規お申し込み分より廃止となります。
離島路線はぐっと高くなりますね。
まとめ
年間を通してシーズン区分のないJALの方が使いやすいのかな?という印象があります。特にハイシーズンに旅行に行く場合は断然JALがお得ですよね。
でも、ローシーズンや沖縄の離島はANAの方がお得感が強いです。
両方のマイルがあれば使い分けできていいのですが…なかなか難しいですよねぇ。
私個人の印象としては、国内線特典航空券については一年中いつでも利用可能なJALに軍配が上がるかなぁ、という感じです。
2018年7月1日よりANA国内線特典航空券の予約開始時期が変更になりました。また、10月28日から制度の一部が変更になります。
詳しくは下記をご一読ください。