Categories: ANAJAL

ANAとJAL、比較してみよう!国内線シート編

スポンサーリンク

更新日:2019-8-22

ANAとJAL、比較してみよう!第4弾。
短いフライトでもやっぱり快適に過ごしたい!旅や出張、上級会員になるための修行でもよく使う国内線。
飛行機での旅を快適にしてくれる、国内線シート編です。

国内線座席シートの種類

ANAはプレミアムクラスと普通席の2種類、JALはファーストクラス、クラスJ、普通席の3種類のシートがあります。
それぞれ機材によってシートも異なりますが、今回はいずれのシートも最新機材で比較します。

その前に、シートピッチの定義を説明しますね。
シートピッチとは前の座席の背もたれから後ろの座席の背もたれまでとなっています。シート自体の厚みも含めた距離になるので、シートピッチは同じでも背もたれの厚みや形状によって、広く感じたり、狭く感じたりと差が出ます。最近は各社シートを薄くしたり足元が広くなるようなシート設計に変更しているようです。

わずか数センチの差で座り心地に差が出てくるので、とっても重要ですね。

ANAのシート

プレミアムクラス

機材によって数種類のシートがありますが、最新のエアバス321neoは下記になります。

個人モニター付き電動リクライニングシートを採用し、リクライニング・レッグレスト・フットレストが自由に調整できます。パソコン電源、USBポート、パーソナルLEDライト完備。
(個人モニターはひじ掛けに収納)
個人モニターが付いているのはプレミアムクラス、普通席合わせてもA321neoだけです。

シート幅:約50cm、シートピッチ:約127cm

普通席

エアバス321neoでは、10インチの個人シートモニター、ユニバーサルタイプのPC電源とUSBポートを全席に完備。
国内線でも個人シートモニターが利用できるって嬉しいですね。
ANAのホームページには普通席のシートピッチ等は記載がありません。ただ、2015年4月に発表された「ANA×トヨタ紡織」が共同開発した国内線の新シートは以下のようになっています。

シート幅:約45cm、シートピッチ:約79cm

座り心地、使いやすさ、空間へこだわったシート設計です。

LCCなどは座席数を増やすために、シートピッチが約71cmのところが多いようですが、ANAやJALなどの一般的なシートピッチは約79cmが多いようです。
シート幅はLCCもANAやJALもほとんど変わりがなく、一般的には約42~45cmとなっています。

JALのシート

ファーストクラス

B777/767

通常時27度、最大42度と傾斜角を深く取ったリクライニング。人間工学に基づくクッション形状とし、座面には低反発素材を採用。快適なレッグレスト、フットレストも装備してあります。

シート幅:約53cm、シートピッチ:約130cm

ファーストクラス搭乗記です。詳しくはこちらをご覧ください↓↓↓

東京からの帰りのフライトはJALにしようと思いホームページを眺めていると、私が予定しているフライトだけファーストクラスの運賃が他の便よりちょっと安い。なぜか普通席とクラスJは差額が7,000円もあるのに、クラスJとファーストクラスの差額が2,000円くらい。これはチャンス!と思いぽちっと購入。短距離路線でのファーストクラスはサービスを堪能できないからもったいないかな?と思ったけど、羽田でダイヤモンド・プレミアラウンジも利用できるので、ワンランク上の空の旅を満喫することに。ダイヤモンド・プレミアラウンジ上級...
『JAL国内線』初めてのダイヤモンド・プレミアラウンジとファーストクラス搭乗記 - マイルジャーニー

A350/787

2019年9月から導入されるA350と2019年10月から国際線機材B787を国内線導入に採用された新シート。
国内線最大級の15.6インチモニターを採用、シートにはマッサージ機能も備えています。

シート幅:約51cm、シートピッチ:約134cm

クラスJ

B777/767/737

背もたれを傾けると連動してシート全体が前方にスライド、フルリクライニング時の後方への移動幅が従来の約半分に減少したため、後席との空間にゆとりが生まれました。

シート幅:約47cm、シートピッチ:約97cm

A350/787

11.6インチの個人モニターを装備 、全席にAC電源及びUSBポートを設置しています。
シート脇のポケットのほか、小物入れなどの収納も完備。
新機構のレッグレストは細かな調節が可能なようです。

シート幅:約47cm(A350)、約49cm(787)、シートピッチ:約97cm

普通席

B777/767/737

シートをスリム化することにより、足元空間の快適性が大幅にアップ。シートのスリム化により、これまでの座席から最大約5cm拡大。

シート幅:約44cm、シートピッチ:約79cm

A350/787

10インチの個人用モニターを採用。JALの国内線でファーストクラスを含め、個人用モニターが採用された初めての機材です。
AC電源やUSBポートも備え、シートカラーも落ち着いた感じになっています。

シート幅:約44cm、シートピッチ:約79cm

現在国内線に就航している航空会社は11社。
ANAとJAL以外の国内線シートについては以下をご一読ください。

短いフライトでも快適に過ごすにはどの航空会社を選べばいいのか?値段は少し高いけれど、ANAやJALのフルキャリアでマイルを貯めるか、多少狭くてもドリンク有料でもLCCで交通費を安くあげるべきか、悩みどころですよね。日本の国内線に就航しているのはANA、JAL(日本トランスオーシャン含む)、スカイマーク、スターフライヤー、エアドゥ、ソラシドエア、ピーチアビエーション、ジェットスター・ジャパン、バニラ・エア、エアアジア・ジャパン、春秋航空日本の11社。どの航空会社の座席シートが一番広くて快適なのか?比較してみます...
国内線の座席シートを比較、一番広くて快適なのはどの航空会社? - マイルジャーニー

まとめ

各シートのサイズ一覧を表にしてみました。また、搭乗日当日空港で空席がある場合、以下の追加料金で座席をアップグレードすることができます。

ANAJAL
プレミアム普通席ファーストクラスJ普通席
シートピッチ127cm79cm130cm97cm79cm
シート幅50cm45cm53cm47cm44cm
当日追加料金9,000円8,000円1,000円

普通席はANAもJALも大きな違いはないと思います。

JALのファーストクラスは導入路線が羽田⇔福岡、羽田⇔新千歳、羽田⇔伊丹、羽田⇔那覇の4路線と少ないですが、8,000円の追加ならすごくお得感がありますよね。

食事もANAのプレミアムクラスはお弁当なのに対して、きちんと器に入ってサーブされるので、プレミアム感が増します。また、シート幅やシートピッチはANAのプレミアムクラスよりそれぞれ3cmくらい広くなっています。でも、なによりも高級感溢れるシートはインパクトありますよね。国内線とは思えないクオリティです。ただ、座席数が少ないので、当日のアップグレードは難しいのでは?

また、クラスJは普通席にプラス1,000円で利用できるので、とってもお得ですね。(クラスJは搭乗日当日でなくても、プラス1,000円で予約可能です。)人気のようで、普通席は空席が目立つのに、クラスJは満席、なんてこともあるようです。

ANAのプレミアムクラスは導入路線が多いので、使い勝手はいいですが、ちょっと高いなぁという印象です。もう少し食事を改善して欲しいなぁ。

私個人の意見としては、国内線のシートはJALに軍配が上がります。国内線の移動は長くても3時間くらい。プレミアムクラスやファーストクラスよりも、お値段お手頃のプラス1,000円でゆったり座れるクラスJが私の中のベストシートに輝きました☆

<注意>

2018年4月1日よりANAプレミアムクラスへの当日アップグレード料金及び方法が変更になりました。
料金は一律9,000円から路線ごとに異なる料金設定になり、アップグレードの受付は2日前から可能になりました。
詳しくは下記をご覧ください。

ANAとJAL比較してみよう!第14弾は国内線の上位クラスシートについてです。ANAプレミアムクラスとJALファーストクラス、ゆったりとしたシートで食事やアルコールを楽しみながら優雅に移動できます。いつか乗ってみたいと思っていたJALファーストクラスに乗ることが出来ました。ANAのプレミアムクラスに乗ったのは3年前が最後なので、ちょっと情報が古いですが、2つのシートを比較してみました。ANAプレミアムクラスサービス概要ANA国内線プレミアムクラスは、2004年12月にスーパーシートプレミアムとしてサービスを開始し、2008年4月...
ANAとJAL、比較してみよう!国内線プレミアムクラスとファーストクラス編 - マイルジャーニー
スポンサーリンク
旅のなか

SFCとJGCを取得。快適旅ライフを送るべく、陸マイル活動を頑張っています。旅やマイルについて気ままに綴っています。 詳しくはこちらをご覧ください。