世界遺産のポロンナルワ遺跡とダンブッラ石窟遺跡、シーギリヤの宿でトゥクトゥクを手配してもらってお出かけ。
料金は8,000ルピー(約6,400円)。
バスで移動すると格安だけど、シーギリヤ⇒ダンブッラ⇒ポロンナルワと2回乗り継ぎしないといけないので、時間がかかって効率が悪い。
しかもポロンナルワ遺跡は広いので、結局現地でトゥクトゥクをチャーターしないといけないし…(レンタサイクルもあります)
少し高いかな?と思ったけど、1日貸し切りだし、値段交渉するの面倒だし、主な遺跡に連れて行ってくれるからまぁいっか、と思いお願いしました。
2017年4月スリランカ旅行⑥シーギリヤロックを見るなら絶対ここ!超おすすめの絶景スポット。からの続きです。
南インド・タミル系のチョーラ王朝がランカ島の大勢を支配したことを受け、シンハラ王朝は首都をアヌーラダプラからポロンナルワに遷都。
1017年から1255年までスリランカの首都。
現在はスリランカ随一の考古学上の史跡として維持されています。
特に自然の地形を活かしながら作られた、ガル・ヴィハーラ ブッダ坐像や涅槃像、立像の3大巨像は圧巻。
ユネスコ世界遺産にも登録されています。
シーギリヤからポロンナルワまでは1時間半くらい。
今日も軽快にかっ飛ばして行きます。
若い今風のお兄さんですが、途中小さな祠でお祈りしていました。信仰が根付いているなぁ。
入場料は25USドル。外国人価格でスリランカの物価から考えるととっても高い。
博物館の入り口でチケットを購入し、まずは博物館の見学からスタート。
トイレもここで済ませておくことをおススメします。
チケットには半券が4枚ついていて、主要な遺跡でチェックがあり、半券をもぎります。
ポロンナルワ遺跡群は広範囲に点在しているので、徒歩で観光するのは大変。
レンタサイクルやトゥクトゥクで見て回るのが一般的。
主な見どころを順番に案内してくれます。
かつて閣議が行われていた場所。
柱には大臣の名前が彫られています。ライオンが彫られているのが玉座だそう。
入口にはムーンストーン(半円形の仏教の輪廻を表す石)が置かれています。
このトゥクトゥクは完全に乗っ取られてました。
(この後、何処に行ってもお猿さんに出くわし、興味が薄れていきます(^^;)
ポロンナルワで最も古い7世紀の僧院遺跡。
中央の仏塔では4体の仏像が、東西南北を向いています。
そういえば、ミャンマーのバガンにあるパゴダにも東西南北に向かって4体の仏像があったなぁと思い、調べてみました。
仏教では東西南北に仏国土(仏の世界)があり、それぞれにその仏国土を治める仏が1体ずついると考えられています。
北に「未来仏」の弥勒菩薩(みろくぼさつ)、南に「過去仏」の釈迦如来、西に「現在仏」の阿弥陀如来、東に「現在仏」の薬師如来が配置されています。
※過去仏、現在仏、未来仏の分類に関しては、宗派や経典または寺院によって諸説あり。
遺跡の中に入ることは可能だけれど、遺跡に入る前に靴を脱がなければいけません。
暑い時期、素足で石の上を歩くのは無理なので、靴下着用がおススメ。
また、遺跡の中では帽子や日傘も禁止です。
仏陀にお尻を向けて記念撮影することは禁止です。
主だった遺跡では警備員が配置されていて、仏陀にお尻を向けて記念撮影していると注意されていました。
横向きだと大丈夫のよう。
訪れる予定のある方はご注意ください。
ポロンナルワで一番大きな仏塔。かつては尖塔部分が金で覆われていたそう。
巨大な一枚岩に刻まれた「最高傑作の仏像群・ガル・ヴィハーラ」
仏像は4つあり「2つの座像」「立像」「涅槃像」に分かれています。
立像で高さ7mくらい。
ここではたくさんの人がお花をお供えしていました。
それを虎視眈々とカラスやサルが狙っています。
こんな大きな岩をくりぬいて仏像を作るってすごいこと。
一つでも失敗したらすべてパーになるって考えると、私だったら緊張して彫れないかも?
昔の人は設計図もなしに細かいレリーフや仏像を作るんだから、手先が器用だな。
っていうかスリランカには大きな岩がたくさんあるんだなぁ。
ガイドブックも持たずに、トゥクトゥクのお兄さんが見どころで止まってくれるがままに観光。
最初は遺跡の前にある説明を読んでいたけど、後半は暑くてそれどころじゃなくなってきたので、何の遺跡かよくわからず。
日陰は涼しいけれど、日向は刺すような太陽光。
10分もすると汗が噴き出てきて、顔面ドロドロ。化粧なんて何の意味もない。
何度も日焼け止めを塗りなおしたけど、汗で効果なし。
シミが… 怖い…
午前中でこんなに暑いんだから、午後からはどんな暑さになるんだろう?
ほんと、後半は遺跡を観光するより、手前の日陰から遺跡を眺めている時間の方が長かったです(笑)
なかば義務のように遺跡巡りをし、ポロンナルワ遺跡観光終了。
ここからまたトゥクトゥクをかっ飛ばして、ダンブッラに向かいます。
―つづく―