2018年11月20日よりJALマイルで申し込むワンワールド・提携航空会社特典航空券の必要マイル数が変わります

フライトや陸で貯めたマイルの使い道で一番お得感があるのはやっぱり特典航空券に交換すること。
税金や燃油サーチャージ等の支払いは必要ですが、格安で飛行機に乗れちゃいます。
そんなお得なJALマイルで利用できるワンワールド・提携航空会社の特典航空券に必要なマイル数が、2018年11月20日から変更になります。
一体どんな変更なのか、見ていきましょう。

JALマイルの使い道

JALマイルの主な使い道は次の通り。

• JALグループ国内線特典航空券
• JAL国際線特典航空券
• JAL国際線アップグレード特典
• ワンワールド加盟航空会社特典航空券
• JMB提携航空会社特典航空券
• どこかにマイル特典航空券
• どこかにマイル南の島特典航空券
• e JALポイントに交換

その他にもJALクーポンやWAONポイント、とっておきの逸品などに交換することができます。
詳しくはウェブサイトにてご確認ください。

https://www.jal.co.jp/jmb/index03.html

マイルの使い道はいろいろありますが、マイルを貯めている人の多くは国内線及び国際線の特典航空券に交換することを目標にしているのではないでしょうか？
今回必要マイル数が変更になるのは、ワンワールド加盟航空会社特典航空券とJMB提携航空会社特典航空券の2つです。
JAL便の特典航空券（国内線・国際線）には変更はありません。

ワンワールド加盟航空会社とJMB提携航空会社とは？

ワンワールド加盟航空会社

航空会社のアライアンス、ワンワールドに加盟している航空会社。
日本航空(JAL)を省いた加盟航空会社は以下の12社。

JMB提携航空会社

ワンワールドには加盟していないけれど、JALが独自に提携している航空会社と上記ワンワールド加盟航空会社を合わせたもの。ワンワールド加盟以外は次の7社。

変更後の必要マイル数

必要マイル数が変更になるのは2018年11月20日9:00（日本時間）の予約から。それまでに予約すれば現行のマイル数で予約可能です。

2018年11月20日 9:00（日本時間）より、JMB提携航空会社特典航空券およびワンワールド特典航空券交換時の必要マイル数が変更になります（新規予約が対象）。こちらに記載の必要マイル数は、2018年11月20日 8:59（日本時間）までのお申し込みに適用されます。

JALホームページ、JALマイレージバンク＞マイルをつかう＞提携社特典航空券の「目的地から探す」または「提携航空会社から探す」で行先または利用したい航空会社をクリックすると、必要マイル数を見ることが出来ます。

提携航空会社の必要マイル数は距離によって決まるので、フライトの総距離によって必要マイル数が変わってきます。
また、ワンワールドと提携航空会社では特典航空券利用のルールが若干異なります。

ワンワールド

ワンワールド加盟航空会社の特典航空券の特徴は次の通り。

• 複数の航空会社を組み合わせて利用可能。例えば、ヘルシンキまでフィンエアーを利用し、そこからブリティッシュエアウェイズを利用して欧州内を旅することが可能です。
• 1つの特典航空券で地上移動区間を除き利用できるのは8区間まで。
• 片道発券可。
• 途中降機（24時間以上の一都市滞在ならびに地上移動区間）は7回まで。
• 日本国内区間の利用は2区間まで。
• 日本発着の場合、日本国内での途中降機は不可。
• 途中降機は1都市1回まで。
• 地上移動区間は1回の途中降機となります。
• 全て同じクラスでの利用。特典の一部で異なるクラスを利用する場合は、上位クラスのマイルが必要。

赤で色付けされているのが今回変更になった箇所。必要マイル数が少し増えていますが、大きな変更ではありませんね。

提携航空会社

ワンワールド加盟航空会社とJAL独自の提携航空会社の特典航空券の特徴は次の通り。

• 利用できる航空会社は1社のみ。つまり、ワンワールド特典航空券のように複数の航空会社を組み合わせて発券することが出来ません。
  例えば、エールフランスでパリまで行き、ブリティッシュエアウェイズで欧州内を移動することは不可能です。
• 1つの特典航空券で利用できるのは6区間まで。ただし、大韓航空は2区間、中国東方航空は4区間までなどイレギュラーがあります。
• 片道発券可。
• 途中降機（24時間以上の一都市滞在ならびに地上移動区間）は3回まで。
• 地上移動区間は1回の途中降機となります。
• 全て同じクラスでの利用。特典の一部で異なるクラスを利用する場合は、上位クラスのマイルが必要。

赤で色付けされているのが今回変更になった箇所。青で囲っているのは必要マイル数が減ったところです。
近距離は必要マイル数が減っていますが、ほとんどアップしています。特に、ヨーロッパやアメリカなどの長距離路線でのアップが目立ちます。

例えば、アメリカン航空でニューヨークに行く場合、往復の総距離は14,001～20,000なのでエコノミーの場合は10,000マイル、ビジネスクラスは30,000マイル、ファーストクラスは35,000マイルのアップです。

ANAマイルを利用した場合と比較してみると、必要マイル数の多さが際立ちます。
ANA提携航空会社の特典航空券を利用してビジネスクラスに乗ってニューヨークに行く場合、必要マイル数は85,000マイル。
対して、JALマイルを利用した提携航空会社のビジネスクラス特典航空券は100,000マイルとただでさえ多くのマイルが必要だったのに、さらにアップして130,000マイルに改悪。ANAマイルを利用した場合の約1.5倍ものマイルが必要になります。
これはかなり厳しいですね。

まとめ

ANAマイルを使ったスターアライアンス特典航空券よりも必要マイル数が多めだったJALの提携航空会社特典航空券ですが、さらに改悪となった印象です。
もともとJALの特典航空券はシーズン区分がないとはいえ、ANAの特典航空券よりも必要マイル数が多かったのですが、提携航空会社の特典航空券も必要マイル数が大幅アップするとますます使い勝手が悪くなります。

特にビジネスクラスやファーストクラス利用の場合のマイル増が目立ちます。
最大で35,000マイル増。35,000マイルあったらエコノミーで台湾に行ってもおつりがくる…
すでに旅の予定が決定していて、必要マイル数が貯まっているのであれば11月19日までに特典航空券を予約することをおススメします。

豪華なエミレーツのビジネス・ファーストに乗ってみたいと思っていたけれど、今回の改悪でさらに夢が遠のいていきました。
でも、クヨクヨしていても仕方ないので、陸でしっかりマイルを稼いでいつかはエミレーツのファーストクラスに乗ってみたいなぁ。