旧市街の城壁ウォークとロヴリイェナツ要塞を見終えた後はアパートに戻ってしばし休憩。
旧市街に宿泊すると、気軽に戻って休憩できるので便利。
ちょっと昼寝して英気を養ったらスルジ山へ。
スルジ山の登山道からは旧市街の絶景が見えるらしいのですが、さすがにこの暑さの中登山は…
ということで、ロープウェイで頂上へ行き、歩いて下山することに。
いざ、旧市街を見下ろす空中散歩に出発です。
スルジ山頂上へ行く方法は次の3つ。
レンタカーで行く方法もありますが、手軽ではないので今回は省いています。
旧市街からブジャ門を出たところに高架下のようなトンネル部分があり、ロープウェイのチケット売り場があります。
もちろんロープウェイ乗り場でも購入できますが、時間帯によっては混みあうので事前に購入して行くのがおすすめです。
もちろんどちらで購入しても料金は同じです。
チケットを購入したらそのまままっすぐ200mくらい山に向かって進んでいくと、ロープウェイ乗り場があります。
時間帯にもよると思いますが、15時くらいは空いていました。
空中散歩の始まり。
少しづつ遠ざかっていく旧市街。街の全貌が見えてきました。
街並みを楽しむ余裕もなく、あっという間(5分もないくらい?)に頂上に到着。
もう少しゆっくり運行してくれると、景色を堪能できるのになぁ。
ロープウェイを降りたすぐ隣にある展望台からの眺め。
隣にはカフェもあるので、ゆったりと景色を堪能することが出来ます。
スルジ山の標高は412m。
1991年の内戦時にはここから市街地に向けて2000発もの砲撃が撃ち込まれたそう。
平和な現在からは想像できない出来事です。
展望台の左側にはナポレオンから贈られたという十字架のレプリカ。独立戦争後に立て直されたそうです。
十字架から少し下におりたところからの眺め。
ロープウェイのケーブルが映り込まないように写真を撮るならこちらからがおすすめ。
ロクルム島も綺麗に見えます。
(上の写真にはロープウェイの支柱が若干写ってますが…)
柵をくぐって写真手前の岩の部分に立つと綺麗な写真が撮れると思います。
岩の上でくつろいでいる人や柵を超えて写真を撮りに行く人が後を絶ちません。
いつまでも眺めていたい絶景ですが、日陰がなくて暑い!
15分くらいが限界でした。
ロープウェイ乗り場の右側にある戦争記念博物館の右側をぐるっと回ったところに登山道があります。
この辺りの登山道以外の場所には、いまだに旧ユーゴ内戦時代に埋められた地雷が埋まっている可能性があるそうです。決して登山道以外のところを歩かないようにしましょう。
登山道からはこの絶景!
歩いている人はほとんどいなかったので、この絶景を独り占め。
(あっ、ダンナがいるから二人占めか)
こんな感じでずっと絶景を眺めながらの下山です。
登山道はジグザグしているので勾配はさほど急ではないのですが、道には結構大きな石がゴロゴロ転がっていて歩きにくい。
スニーカーなど、歩きやすい靴をおススメします。
中にはサンダルで登っていくタフな人もいましたが、すれ違うほとんどの人は歩きやすいスニーカーやトレッキングシューズでした。
そして、写真をみてわかるように、全く日陰がありません。
また、外灯なども一切ないので、夕日を見てから下山するのは危険だと思います。
麓に近づいてくると木陰が現れ、涼しくなります。
ここまでで約45分。最後の10分以外は日陰がないのでとっても暑いです。
歩いて登るor降りる方は、日焼け対策を忘れずに。
登山道の目の前は車道です。横断歩道などないので、車に注意して横断しましょう。
歩道を歩いて旧市街方面へ。
途中の展望台からの景色。
またドブロブニクを訪れる機会があれば、旧市街ではなくこの辺りに宿泊するのもいいかも?
もれなく階段の上り下りがついてきますが、毎日絶景を楽しめそう。この辺りにもたくさんのsobe(民宿のようなもの)やアパートがありました。
登山道からは住宅地を20分くらい歩いてロープウェイ乗り場へ。
道順をきちんと確認せずに歩いていましたが、旧市街を目指して歩けばたどり着けます。
スルジ山からの眺めですが、午後は逆光になるし、水面の照り返しのせいか少しもやっとしていました。
クリアな絶景を楽しむのであれば、お天気の良い午前中に訪れるのがベストだと思います。
下山途中、10人くらいの登山者とすれ違いましたが、みんなとっても苦しそうでした。
日陰がないので、夏場の登山は大変だと思います。
とはいえ、登山道からの景色は絶景。
なので、行きはロープウェイ、帰りは徒歩がおススメです。