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ANAとJAL、比較してみよう!関西在住者に使い勝手が良いのはどっち?編

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更新日:2019-12-11

ANAとJAL、比較してみよう!第15弾は関西在住者に使い勝手が良いのはどっち?編です。
関西以外の方には「どっちでも良いよ」って感じだと思いますが…

羽田や成田に始発便や最終便でも搭乗できる人達を羨んでばかりいても仕方ありません。
自分にとってはどっちが使い勝手が良いのか検証してみたいと思います。

関西にある空港

関西には関西国際空港、伊丹(大阪国際)空港、神戸空港、コウノトリ但馬空港、南紀白浜空港の5つがあります。

2013年にSFC解脱、2017年にJGC解脱し、最近はもっぱら陸でANAマイルを貯めて空でJALマイルを貯めているのですが、果たして使いやすいのはどっちなんだ?という疑問がフツフツと湧いてきました。

それぞれについて比較してみましょう。

関西国際空港

大阪府泉佐野市にある世界で初めての人工島からなる海上空港で、日本で初めての24時間運用を行った空港。
空港コードKIX(キックス)はロサンゼルスのLAX(ラックス)をまねたと言われています。

国内線に就航しているのは日本航空、日本トランスオーシャン航空、ジェットスター・ジャパン、全日空、スターフライヤー、バニラ・エア、ピーチアビエーション。
たくさん就航しているように思えますが、国内線の路線拡大は伸び悩んでいます。

対して国際線はLCCを中心に就航便数は増加していますが、そのほとんどがアジアの短距離路線。JALやANAによる中長距離路線の就航便はとっても少ないのが難点。また、フルキャリアによる中長距離路線も減少傾向。
最近ではカタール航空やターキッシュエアラインズが関空から撤退しています。

約3年間、コツコツ貯めたANAのマイルで予約した来年ゴールデンウイークのヨーロッパ行きビジネスクラス特典航空券。ルートはこんな感じ。関西→イスタンブール→ドブロブニク→ザグレブ→イスタンブール→関西初めての長距離路線のビジネスクラス。航空会社はターキッシュエアラインズ♪ ビジネスクラスにはフライングシェフがいるんです♪予約してからずーっと待ち遠しくて、わくわくしてました。それなのに、今日ANAからこんなメールが届いたのです(涙)不幸のメールいつもANAをご利用いただきありがとうございます。ご予約のフライトが...
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※2020年4月14日からターキッシュエアラインズが、2020年4月6日からカタール航空が関空に帰ってくることが決定しました。
ターキッシュエアラインズは月・火・木・金の週4便、6月から土曜日が加わり週5便の運航、機材はB787-9型となります。
カタール航空は月・水・金・土・日の週5便、6月23日から1日1往復の運航、機材はA350-900となります。
ターキッシュエアラインズは世界123か国、305都市と世界一の就航都市数を誇る航空会社なので、この再就航はとっても嬉しい。
これで選択肢が増えますね。価格が下がるとなお嬉しいんだけどなぁ。

また、関西国際空港は大阪南部にあるので、アクセスが大変なのが難点。もう少しリムジンバスの運賃が安ければよいのですが…

更に、人工島なので本島とは橋でつながっているのですが、台風などの強風の時はその橋が通行止めになる事があります。今のところそういう場面に遭遇したことは無いのですが、通行止めになると空港に行けないor空港から出られないことになるので厄介です。

以下の就航地のうち赤文字はJALのみ就航している都市、青文字はANAのみ就航している都市になります。

JAL

国内線発着便

札幌、羽田、那覇、石垣島

主要観光地のみという悲しい結果。
海外からの観光客が地方都市に行こうと思ったら伊丹に移動するか、電車やバスで梅田まで行き、新幹線や特急を利用しないといけないので不便です。

国際線発着便

ハワイ(ホノルル)、ロサンゼルスバンコク、上海、台北

JALが最も力を入れているハワイとビジネスターゲットのロサンゼルス、アジアで人気のバンコクなど、とりあえず多方面に飛んでいるけれど、ヨーロッパ方面が1箇所でも就航していればいいのになぁ。
あと、残念なのは昔就航していた韓国路線がなくなったこと。昔は関西発でもお得な韓国発券が出来たのに…
アシアナや大韓航空のほか、ピーチなどのLCCがたくさん就航しているので、あまり儲かる路線ではないのかな?

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ANA

国内線発着便

女満別、札幌、羽田、福岡、那覇、石垣島、宮古島

※女満別は季節運航。

こちらもJAL同様、主要観光地のみですが、宮古島への直行便があるのが嬉しいです。
また、JALの関空⇔羽田便は1日3便のみですが、ANAはスターフライヤーとの共同運航便を合わせると1日10便と利便性が良いですね。
その他の就航便は大差ない感じです。

国際線発着便

北京大連青島、上海、杭州香港

就航都市は中国のみと寂しい結果。
これはあまりにもヒドイ!
同じスターアライアンスにタイ航空やシンガポール航空が加盟しているので、必要性がないのかもしれないけれど、せめて東南アジアへ就航してくれたらなぁ。
でも、本音を言えばやっぱりヨーロッパへの路線を就航して欲しいです。
こちらもJAL同様、数年前にソウル便が廃止になりました。

伊丹(大阪国際)空港

大阪国際空港と国際がついていますが、国内線のみの発着です。
関西国際空港ができる前は国際線の発着がありました。思えば初めての海外は伊丹空港からだったなぁ。(遠い目

国内線に就航しているのは日本航空、全日空のほかIBEXエアラインズ、天草エアラインのみ。
IBEXエアラインズは航空券の予約・販売・発券業務をANAに委託、天草エアラインは天草エアラインの機材・乗務員を用いるJALとのコードシェア便です。

JAL発着便

女満別旭川、札幌、函館、三沢、青森、花巻、秋田、仙台、山形、成田、羽田、新潟、松本但馬隠岐出雲、松山、福岡、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、種子島屋久島奄美大島、那覇

※女満別、旭川、松本、種子島へは季節運航。

ANA発着便

釧路、札幌、函館、青森、秋田、仙台、福島、成田、羽田、新潟、石見、松山、高知、福岡、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、那覇、石垣島

※釧路、石見、石垣島は季節運航。

赤文字はJALのみ就航している都市、青文字はANAのみ就航している都市になります。

就航都市数はJALの方が多く、鹿児島の離島線や山陰地方、東北が充実しています。いつか行きたいと思っている屋久島にも直行便が就航していますが、オールシーズン値段が高いのが難点。
羽田や成田への便数はどちらも同じくらいありますが、札幌や福岡、那覇へはANAの方がビミョーに便数が多いです。

国内線の発着数は関西一ですが、難点は空港までの移動方法がバスかモノレールのみということ。伊丹空港まで地下鉄を延長するという計画もあるようですが、いつになることやら。

神戸空港

開港当時はJALも就航していたのですが、経営破綻後撤退しました。
現在はANAのほか、スカイマーク、ソラシドエア、エアドゥが就航しています。

ANA発着便は札幌1便と羽田2便のみ。
以前は那覇へも1日3便飛ばしていましたが、現在はソラシドエアとの共同運航便となっています。
また、札幌へは1日3便運行していますが、朝一の便のみANA運航便で残り2便はエアドゥとの行動運航便となっています。
共同運航便はソラシドエアまたはエアドゥの機材、客室乗務員による運航

自宅からは一番近くて便利なので、SFC修行時はお世話になりました。その当時はプレミアムクラスが設定されている那覇便が就航していて、値段も伊丹発より若干安かったんですよね。
今はJALは撤退したし、ANAも便数が少くなってしまったのであまり使い勝手は良くありません。

但馬空港

コウノトリ但馬空港は兵庫県北部にある空港。
発着便はJALの但馬⇔伊丹、1日2便のみ。
JGC修行僧の聖地と呼ばれているとかいないとか。

私の地元から但馬に行くのであれば、わざわざ伊丹空港まで行って飛行機に乗るよりも、車で行った方が圧倒的に早いし安い。あまり使い勝手のない空港です。

南紀白浜空港

和歌山県にある南紀白浜空港。パンダで有名な南紀白浜アドベンチャーワールドに近い空港です。
発着便はJALの南紀白浜⇔羽田、1日3便のみ。開港当初は伊丹や名古屋便もあったようですが、現在は撤退していて羽田便のみとなっています。

同じ関西でも和歌山県南部は遠いので、利用する価値はあるのかも?と思いましたが、白浜に行くのに羽田経由って…
我が家には使い勝手のない空港です。

まとめ

国内線の利用であれば、2社に大きな違いはないように思います。料金にも大きな差はありません。
若干JALの方が就航地が多くて便利かな?という程度。

国際線も自社便で考えるとJALの方が就航都市数が多い分便利だと思います。
が、アライアンスで考えると加盟航空会社の多いスターアライアンスの方が就航先が豊富で便利かも?

関西国際空港に就航しているANA以外のスターアライアンス加盟航空会社はアシアナ航空、エア・インディア、エア・カナダ、エバー航空、シンガポール航空、深セン航空、タイ国際航空、中国国際航空、ニュージーランド航空、ユナイテッド航空、ルフトハンザドイツ航空の11社。(共同運航便を除く)

対してJAL以外のワンワールド加盟航空会社はアメリカン航空、キャセイパシフィック航空、フィンランド航空、マレーシア航空の4社のみ。
でしたが、2019年4月よりBA(ブリティッシュエアウェイズ)の関空⇔ロンドン間就航が決定しました。これでヨーロッパへの選択肢が増えましたね。

関西から海外へ飛び立つのであればスターアライアンスに加盟しているANAの方が就航都市が多く便利です。
国内線で羽田や成田に移動して海外へ飛び立つ場合も羽田発の国際線が多いANAの方が便利かなぁ。
ただ、ANAの羽田発の国際線は深夜初の早朝着といった仕事終わりに出国して、帰国後エクストリーム出社できるタイムスケジュールだったり、朝一に出国して、夜に帰ってくるタイムスケジュールが多いのが難点。
前者の場合は国内線移動することを考えると仕事を早退and午後出社、または有給取得、後者は東京での前後泊が必要になるので悩みどころなんですよね。

対してJALは羽田発着便が少ない(成田発着便もANAに比べると少ない)し…
やっぱり2社とも地方には優しくないなぁという結論になります。

2社とも羽田に力を入れたい気持ちは十分に理解できますが、もう少し地方にも目を向けて欲しいです。
国際線を増やせ!なんて贅沢は言わないので、せめて国際線に乗り継ぎ便利な国内線を増やして欲しいです。

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旅のなか

SFCとJGCを取得。快適旅ライフを送るべく、陸マイル活動を頑張っています。旅やマイルについて気ままに綴っています。 詳しくはこちらをご覧ください。