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絶景!夏の大雪山 旭岳トレッキング。満開の高山植物に癒される

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夏真っ盛りの大雪山国立公園、旭岳に行ってきました。
北海道のほぼ中央に位置する大雪山国立公園。その中で最高峰となる旭岳は標高2,291mと北海道で一番高い山。
素人には高すぎる山ですが、ロープウェイで一気に標高1,600mまで登ることができるので、疲れ知らずでトレッキングできるのが魅力。
短い夏を迎え、高山植物が咲き誇る雲上の楽園でリフレッシュしてきました。

アクセス

北海道のほぼ中央に位置する大雪山 旭岳ロープウェイまでは旭川市内から車で1時間ちょっと。
札幌からだと3時間くらいかかります。
周辺には美瑛や富良野など、観光スポットがたくさんあるので、午前中は旭岳、午後は美瑛など組み合わせて観光できます。

ロープウェイ乗り場の駐車場は一日500円。
すぐ近くに旭岳ビジターセンターがあり、そこの駐車場は無料ですが、夏の繁忙期は早い時間に満車になります。私たちは10時半くらいに到着したのですが、ビジターセンターの駐車場は既に満車。ロープウェイ乗り場の駐車場もほぼ満車でした。
夏は早めの行動(または午後遅めの行動)が必須です。

トップシーズン(6/1〜10/20)の料金は往復3,200円とちょっとお高め。
日本国内で唯一、森林限界を超えて10分くらいで標高1,600mの高山帯まで登ってくれることを考えると仕方ないか。
時間に余裕があれば、登りだけロープウェイで降りはウィーキングってのもありかも。
大雪山旭岳ロープウェイ

ロープウェイを降りると頂上駅の待合室で「3分レクチャー」といって、トレッキングコースや見ごろの高山植物、注意事項などをレクチャーしてくれるので初めての方はぜひ聞いておきましょう。
散策コースは1周約1.7km、約1.5時間で1周できます。姿見の池周辺散策マップが用意されていて、散策路のどの辺りに高山植物が咲いているか書いてあるので、貰っておくと便利です。
写真のルートマップでいうと、出発地から右回り(反時計回り)に進むと姿見の池の前に長い上りの階段があるそう。急な階段なので、降りるのが怖い人は右回りに進むと良いとアドバイスがありました。
我が家は長い階段を上るのは嫌なので、左回りのコースを進むことに。

トレッキングスタート

レクシャーを聞いたらトレッキングスタート。
ロープウェイ山頂駅の売店にも水など売っているので、用意していない人は買っていきましょう。

7月後半だというのにまだ雪が残る旭岳。ただ、この時期の北海道には高気圧が停滞していて、予想以上に暑かった。
標高1,600mはさすがに寒いと思ってウィンドブレーカーを持って行ったけど、半袖で十分な気候。日差しが強いので帽子必須。トレッキングコースは整備されているのでスニーカーでOKです。

歩き始めてすぐ、満開のチングルマが。小さくてとっても可愛い花です。

可愛いチングルマ(左)だけど、花が散った後(右)も綺麗。最初は違う植物だと思ってたけど、チングルマの花が散ると右のようになるみたい。綿毛のようなものかな?私は右の綿毛の方が好み。

遊歩道を進んでいくと、木々の間をガサゴソ動く気配が。
何かと思って注意深く見てみると、エゾシマリス!
あっちこっち動き回るので、うまく写真が撮れなかったけど、何かをモグモグ食べているようでとっても可愛かった。
まさか見られるとは思わなかったので、とってもラッキー。

遊歩道脇には次々に高山植物が現れます。
エゾノリュウキンカ(左)とエゾイソツツジ(右)。

イワブクロ(左)とキバナシャクナゲ(右)。
低地のシャクナゲは大きな大木になるけど、高山植物は地面を這うような低木。過酷な地で生きてるんだなぁ。

エゾノツガザクラ(左)とミヤマリンドウ(右)。どちらもとっても小さくてかわいい花。
高山植物にはあまり詳しくないので、帰ってきてからネットで調べました。もしかしたら名前を間違えているかも。そこはご愛敬ということでお許しください。

ロープウェイを降りたところに高山植物の写真が貼ってあるパネルがあり、散策前にそのパネルを写真に撮っていたんだけど、いざ実際の花と比べようと思って写真を見返すと、思いっきりブレてた(涙)
もっと落ち着いて行動しないといけないなぁ、と反省。

擂鉢池

可愛い高山植物を愛でながら歩くこと約20分。擂鉢池に到着。
擂鉢のようにくぼんだ形をしているからと命名された池の斜面にはまだたくさんの雪が残っていて涼し気。

鏡池

その名の通り旭岳が鏡のように水面に映ることから名づけられた鏡池。
この日は少し風があったけど、それでも綺麗な姿を湖面に映し出していました。

第四展望台からの風景。
擂鉢池(左)と鏡池(右)の隣り合う二つを合わせて夫婦池と呼ぶそう。
写真奥の遊歩道を右にずっと進んでいくと登山道になります。遊歩道は二つの池の間の道なので、間違えないように気を付けましょう。

遊歩道はこんな感じで整備されているので歩きやすいですが、ところどころ砂利道もあるので、トレッキングシューズまではいらないけれど、スニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです。

姿見の池の直前に山の方に近づく道があるので、そこを進むと水蒸気が噴き出す噴気孔を間近に見られるスポットに行けます。
時々、シューっと大きな音を立てて噴き出す水蒸気を見ていると、生きてる火山なんだなぁと実感できます。

姿見の池

姿見の池の湖面にはまだ雪が残っていました。
湖面を上から望める位置に展望台があり、定番の撮影スポットになっています。
少し風があり湖面が揺れているのが残念だけど、雄大な姿を湖面に映し出していました。
姿見の池の方が鏡沼よりも旭岳全体を映し出すので、より美しいリフレクションを堪能できます。

この姿見展望台でお昼休憩をとっている人が多数。
我が家も美しい風景を見ながら、おにぎりを頂きました。
ロープウェイを降りた後の「3分レクチャー」で、お弁当を広げるとカラスに狙われるので気を付けるようにとの注意がありました。たしかに、近くの小屋の屋根の上にカラスがいました。
なので、食べ物は広げずに、こっそり食べましょう。

姿見の池からロープウェイまで戻る道は長い下りの階段が続きます。
石の階段で、ところどころ足場の悪いところも。確かに急な階段だけど、これを登ってくるのは大変そう。
なので、散策路はロープウェイ駅から時計周りに歩くことをおススメします。

長い階段を降りた先には一面にチングルマが。
とっても癒される絶景です。

まとめ

のんびり写真を撮ったり、高山植物を見たり、おにぎりを食べたりしながらトレッキングしたので、1周するのに1時間半かかりました。
高低差もそんなにないので、疲れ知らずで気軽にトレッキングできます。

7月中旬は夏真っ盛りの旭岳ですが、日本で一・二を争う早さで秋が訪れるので、9月中旬から紅葉が始まるそう。
今度は赤や黄色に染まる風景を見に来たいな。

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旅のなか

SFCとJGCを取得。快適旅ライフを送るべく、陸マイル活動を頑張っています。旅やマイルについて気ままに綴っています。 詳しくはこちらをご覧ください。

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