一部の観光客のマナー悪化により、2017年7月、陸からの入口は閉鎖され、今では自由に訪れることが出来なくなった聖地、備瀬のワルミ。
でも、海からなら訪れることが可能だと知り、今回カヤックツアーに参加して行ってきました。
パワースポットを独り占めという、贅沢なひとときを過ごし、たっぷりパワーチャージしてきました。
ワルミとは沖縄の言葉で「割れ目」、バンタは「崖」という意味。
神が降り立ったとされる聖域で、パワースポットとして知られています。
満潮時には砂浜に降りることができないので、干潮時に訪れるのがオススメ。
観光地化されおらず、地元の人でも知らない人も多く、知る人ぞ知るパワースポットとされてきました。神様に選ばれた人しかたどり着けない場所と言われていたのですが、SNSであっという間に広まったため観光客がどっと押し寄せることに。
一部の観光客のマナー悪化(ゴミ投棄や近隣私有地への無断駐車・立入りなど)により、地元住民に迷惑がかかる事態に。
備瀬のワルミに続く陸からの道は地元の方の私有地で、好意で観光客の通行を許可してくれていたのですが、一向にマナーの向上が見られないめ、2017年7月に閉鎖されました。
陸からは行けなくなったワルミに、今回、海から訪れてきました。
参加したのは備瀬マリンレジャーのツアー「シーカヤックで行く備瀬のワルミ海から上陸ツアー」。
こちらで開催されているツアーに参加して備瀬のワルミに行ったというブログを見て事前にメールで問合せると、お店のWebサイトから直接申し込むと、潮の流れや天候によって、ワルミには行ったり行かなかったりするという返事が。
確実に行きたいのならJTBのオプショナルツアーに申し込んで下さいとのことだったので、事前にJTBで予約しました。
メールでの問い合わせにもすぐに返信をくれ、とっても好印象。実際にツアーに参加した時も、スタッフの方々はとても親切だったのでおススメです。
(ここ以外にも備瀬のワルミに行くツアーを開催しているお店はありますが、備瀬マリンレジャーのツアーが一番安くておススメです。)
フクギ並木で有名な、本部町備瀬のイノーでシュノーケリング・シーカヤック・イノー散策、グラスボートを行います。美ら海水族館のある海洋博公園とホテルオリオンモトブリゾートに隣接しています。 本部町備瀬でシュノーケリング・シーカヤック・グラスボート - |
ツアー詳細
開始時間:一日4回(9:00、11:00、13:00、15:00)
所要時間:1時間30分
料金:4,000円(一人)
ツアー料金にはロッカーやシャワーの利用、ライフジャケット、ビーチまでの送迎、ガイド料が含まれていますが、タオルは各自持参する必要があります。
ツアー参加者は我が家だけ。嬉しいことにプライベートツアーです。
SUP(スタンドアップパドルボート)に乗ったガイドさんと共に出発です。
出発前に簡単なパドルの使い方を教えてもらい、 近くのビーチからカヤックに乗って備瀬のワルミを目指します。
本島上空には雨雲が広がっているけど、海上は快晴。
海水はとっても透き通っているので、海底のサンゴや気持ちよさそうに泳ぐブルーの熱帯魚(ルリスズメダイ?)を見ながら、のんびりカヤックを漕いで進みます。
ぐるっと海上を大回りして上陸。
巨大な岩の割れ目が圧巻。干潮時にはその岩の間にこじんまりとしたビーチが出現します。
ワルミの奥からビーチを眺めると、とってもフォトジェニック。
たくさんの観光客が押し寄せたのも納得できる絶景。
陸からの入口が閉鎖され、訪れる人が少なくなったせいか、子宝のご利益があると言われている岩も半分以上が砂に埋もれています。
ワルミでは海で泳いだり、写真撮影したり、ガイドさんにSUP教えてもらったりとのんびり過ごしました。
ワルミでたっぷりパワーチャージした後は、のんびりカヤックを楽しみながら出発地点のビーチに戻ります。
本島の上空には黒い雨雲があるけど、海の上は快晴。とっても日差しが強いうえにカヤックに乗っている間は日陰がないので、日焼け対策は万全に。
ラッシュガードやラッシュトレンカ必須です。熱中症対策として、飲み水も忘れずに。
天気が良くて最高のカヤックツアー。
備瀬のワルミは静かで空気が澄んでいるような気がしました。(思い込みかもしれませんが。)
観光客が大挙して押し寄せることがなくなったため、ごみも散乱してなくて、神聖な場所として保たれている気がします。
陸からは行けなくなった備瀬のワルミ、地元のツアーに申し込めばカヤックで絶景を楽しむことが可能です。
満潮時にはビーチに降り立つことができない場合があるようなので、干潮時を狙ってツアーに参加してください。
ただし、神聖な場所を観光地化したくないと思っている地元の方もいるようなので、ごみのポイ捨てや大声で騒ぐということがないよう、くれぐれもマナーは守りましょう。