ヨハネスブルグに到着したら、レンタカーでエスワティニに向かいます。
当初は飛行機での移動を予定していたのですが、僅か1時間弱のエアーが高い。
更にエスワティニでのレンタカーも高い。
ならいっそヨハネスブルグからレンタカーで行ってみる?と言うことで、480km大移動となりました。
レンタカーは日本から予約しておきました。
ネットでも簡単に予約できるけれど、国境を越えるので何か手続きが必要なのでは?と思い、電話で予約。
出発の10日くらい前にまずはHertzに問い合わせ。
国境を越えるのに本人確認の登録が必要で、到着後カウンターで申請⇒24時間後に承認という流れだと説明されました。
ヨハネスブルグ到着直後にレンタカーで出発、その日のうちにエスワティニに移動したいのにそれじゃ間に合わない…どうしよう…
そんなハズはないと思い、続いてAvisに問い合わせ。
レターが必要及び国境を越えるのにクロスボーダーフィーが650ランド必要と記載されているとのこと。
レターが何か分からないので一度南アフリカのオフィスに確認してみるけれど、少し時間がかかるかも?とのことでしたが、1時間くらいで折り返しがあり、当日レターを用意しておくので問題ないとOKをいただきました。
価格もHertzより安かったし対応してくれたスタッフも優しかったので好印象。
Avisで予約しました。
ヨハネスブルグ到着後、到着ロビーの案内板にそってレンタカーオフィスへ。
レンタカーオフィスはターミナルビルの隣にありました。
受付で予約確認書、パスポート、日本の運転免許証、国際免許証、クレジットカードを提示。なぜか国際免許証はいらないと返されました。
予約時に国境を越える時に必要だと言われていたレターとは、「このレンタカーと運転手はエスワティニでも問題なく運転出来ますよ」的なものでした。
国境を越える時に渡してね、と言われて手渡されました。
保険はフルカバーにし、GPSをレンタルして一番小さなコンパクトカーが2泊3日で約23,000円くらい。(クロスボーダーフィー含む)小さいので馬力はないけど、2人なので全然快適でした。
真夏の陽気で快適なドライブ。
南アフリカは日本と同じ右ハンドルの車に左側通行なのでとても運転しやすい。
延々とまっすぐ続く道は最高速度120km。とはいえ、慣れない道なので時速100kmくらいで走っていると、ビュンビュン追い抜かれます(笑)
でも、運転マナーはとっても良くて、あおられたりクラクションを鳴らされることはありません。
道幅も広いし片側2車線なので、左側をマイペースで走行している分には問題なさそう。
放牧されているたくさんの牛や羊たちを横目に見ながらのんびりドライブ。
すると前方に真っ黒な雲が…
突然のスコール。
ワイパーをMAX.で動かしても前がほとんど見えない…
かろうじて見える前の車のテールランプを頼りに、時速30〜40kmでのろのろ進みます。今まで100km以上出してた快適ドライブとは大違い。
大雨は20分くらいで一旦小康状態になったものの、今度は霧がすごくて前が見えない。かと思えば、またすごい雨を繰り返すこと約1時間。ようやく国境に到着しました。
まずは南アフリカを出国。イミグレは空いてました。
出国手続き後、車に乗って進んでいくと南アフリカのゲートの先に小さな小屋が。
ここで車のナンバーと人数を申請し、Gate Passを貰います。
エスワティニへの入国の際に必要なので、貰い忘れの無いように。
その後エスワティニ入国。
想像していたよりも立派な建物でびっくり。
イミグレで入国スタンプを押してもらった後、隣にある窓口で先ほどGatePassで貰ったレシートを提示し、道路税を支払います。50ランドだったかな?
これで完了。無事エスワティニ入国です。
2018年4月、独立50年、国王の50歳を機に国名をスワジランドから母国語のエスワティニに変更したのですが、入国スタンプや表示、お金などはスワジランドのままでした。こういうユルさがアフリカらしくてイイなぁ。
結局、Avisで作ってもらったレターは提出せず。イミグレや道路税を支払う時、ゲートを通過する時などにチラチラ見せたのですが、必要なかったみたい。でも、何処で必要になるかわからないし、レターに料金はかからなかったので念の為作ってもらっておいた方がいいかも。
国境を越えてからも雨が降ったり霧が出たりでしたが、エスワティニに入ってから30分くらいでようやく雨雲を抜けることができました。
快適だと思っていたドライブですが、とんでもない天気に振り回されました。
国王の50歳を祝福する看板が。
結局、ヨハネスブルグから国境まで約5時間、国境で約30分、そこからフラネ国立公園にあるロッジまで約2時間半、合計約8時間の長旅となりました。
エスワティニ内では途中でスーパーに寄って買い物したので30〜40分くらいは余分にかかったかな?
のんびりとしたエスワティニの街並み。道路は建設中のところが多かったです。今からますます発展していくのかな?
エスワティニで一番賑やかなマンジニ。
ここはエスワティニで唯一渋滞してたな。
スーツ姿でトラックの荷台に乗るシュールな男性。
結構スピード出てるんだけど、全く動じません。
エスワティニ国境手前にある商店。のどかな雰囲気。
まずはエスワティニを出国。
写真右側の車が数台並んでいるところがGatePassなので、レシートを貰います。
こちらがGatePassで貰ったレシート。
南アフリカ⇒エスワティニは道路税が必要でしたが、エスワティニ⇒南アフリカは必要ありませんでした。
南アフリカ入国。
エスワティニの国境を越えた先で車のトランクをチェックしている場所がありましたが、休暇だというとあっさりスルー。
行きも帰りも荷物のチェックはありませんでした。
もちろん危険なものは何も運んでないけれど、こんなに緩くていいのか?
ヨハネスブルグのサントンにあるホテルに向かう途中、スラム街のようなところを通過。
ごみが散乱していてちょっと怖かった。
興味があって写真を撮りたかったけど、時々道端に人が立っていてこっちを見てるような気がして写真を撮れるような雰囲気じゃなかったので、通過する直前にスマホでこっそり撮影。
ここを抜けたところにガソリンスタンドがあったのでレンタカー返却前にと思いガソリンを入れたのですが、給油してくれたスタッフに「クリスマスだからなんか買ってよ。」と言われちょっと怖かった。
「お金持ってないから無理。」というとあっさり引き下がってくれましたが…
サントンは安全だって聞いていたのに、車でほんの5分くらいのところにスラム街っぽいのがあることにビックリ。
とは言え、サントンでは身の危険を感じるようなことはありませんでした。
エスワティニから国境まで約2時間、国境で約30分。そこからサントンにあるヒルトンまで約4時間、合計6時間半のの道のり。
この日はお天気が良かったし運転にも慣れてきたので往路よりは時間短縮できました。でもやっぱり遠い…
南アフリカやエスワティニは日本と同じ右ハンドル左側通行なので、何の違和感もなく運転しやすかったです。
運転マナーもよく、あおられたりクラクションを鳴らされたことはありません。
道路も綺麗で走りやすかったです。
南アフリカに比べるとエスワティニの道路は穴や凸凹がある場所もありましたが…
また、エスワティニは幹線道路はアスファルトで舗装されていますが、少し外れると赤土の道もあるので注意が必要です。晴れていれば問題ないと思いますが。
日本と同じだからと言って油断は禁物ですが、車があると行動範囲が広がります。
レンタカーで国境を越えるって、島国日本では経験できない貴重な体験でした。