Categories: ポルトガル

リスボン街歩き。観光スポット巡り、のはずが大失敗。楽しみにしていたジェロニモス修道院に行けず…

スポンサーリンク

リスボンでの観光の目玉と言えば、ベレン地区にある世界遺産、ジェロニモス修道院やベレンの塔。
私もジェロニモス修道院を訪れるのを楽しみにしていました。
リスボン滞在は実質3日。
到着翌日はのんびり過ごし、2日目はシントラへ、3日目にベレン地区を観光しようと考えていました。
が、これが大失敗でした...(涙)

ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)

ジェロニモス修道院はマヌエル様式の最高傑作と言われていて、大航海時代の富をつぎ込んで建設された修道院。
リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔として世界遺産に登録されています。
写真右側が無料で入場できる教会、左側が修道院です。

行列必須の観光施設、1時間以上の入場待ちもザラにあるとのことなので、開場と同時に入場できるよう9時半過ぎに到着。
「あれっ?全然並んでいる人いない。やっぱり夏の繁忙期と違って冬は空いてるのかな?」
なんて悠長なことを思っていました。

開場5分前になっても一向に人が集まらない。いくら何でもおかしいな?と思い、入口付近を掃除していた人に聞くと、
「Monday is close.」
やってしまったー。定休日があるなんて知らなかった...(涙)
全く下調べをしてこなかった私が悪いんだけど、3日もリスボンにいてよりによって定休日の月曜日をベレン地区の観光にあてるとは、ツイてない。
またリスボンに戻って来いってことなのかな?

これからリスボンを訪れる予定の方、月曜日はほとんどの観光施設が休みです。注意してくださいね。

ベレンの塔(Torre de Belém)

16世紀、マヌエル一世によってヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念して作られたマヌエル様式の要塞。
地下、地上を合わせて6層構造、テージョ川の船の船の出入りを監視するための要塞です。
正式名称は「サン・ヴィセンテ砦」、高さは35mとそこまで大きなものではありません。
頂上からは発見のモニュメントや4月25日橋を見渡すことができるそう。
こちらももちろん月曜日はお休み。入場することはできませんでした。

発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)

大航海時代を記念した記念碑。
ヴァスコ・ダ・ガマがインド航路に旅立った際の船出の地で、1960年にエンリケ航海王子の没後500年を記念して建てられました。
帆船をモチーフにしたモニュメントは高さ52mとベレンの塔より高いです。
7階は展望台になっていて、ジェロニモス修道院の全景を見ることができるとか。修道院に入場できないならせめて全景だけでも、と思ったけど、もちろんこちらも月曜日は休みでした(涙)

テージョ川を左側に見た面には、先頭がエンリケ航海王子、3番目がヴァスコ・ダ・ガマ、5番目が海洋探検家のマゼラン、後ろから2番目がフランシスコ・ザビエルとそうそうたるメンバーが並んでいます。

テージョ川を右側に見た面には先頭のエンリケ航海王子以外に知っている人はいませんでした。

モニュメント前の広場には大理石で造られた世界地図があり、ポルトガルが発見した国とその年号が記されています。
日本は1541となっています。1543年の種子島上陸より前にポルトガル船が豊後に漂流した年号を示したものだそうです。

サンタジェスタのエレベーター(Elevador de Santa Justa)

いつも長蛇の行列ができているサンタジェスタのエレベーター。
1902年に低地のバイシャ地区と丘の上のバイロアルト地区を結ぶために造られました。高さ45mの鉄製屋外エレベーターはフランスのエッフェル塔を設計したエッフェル氏の弟子によって設計されました。
完成当時は蒸気で稼働していたそうですが、現在は電気で動いています。

上りはご覧の通り長蛇の列。しかもこの行列ほとんど進まないんですよね。
エレベーターは絶え間なく運行しているわけではなく、下から上に上がってきたら少し休憩してから下るって感じなので、大体10分ごとに1往復って感じ。
なので、なかなか行列がはけないんです。エレベーターに乗りたいのであれば、全く行列ができていない下りがおすすめ。
カルモ教会の脇からエレベーター上部にアクセスできるので、景色を堪能してから下りで乗ることをお勧めします。

エレベーター内部は木材が使用されていてクラシカル。
料金は往復€5(片道でも同料金)。
リスボアカードまたはヴィヴァ・ヴィアジェンカードでも乗れます。その場合は、右の写真のドア横にある黄色のカードリーダーにタッチして乗り込みます。
エレベーターに乗っているのはわずか1分くらい。リスボアカードを持っていると無料で乗れるので乗ったけど、わざわざ€5払ってまで乗る価値はあるのかな?

サン・ロケ教会(Igreja de São Roque)

サンペドロ・デ・アルカンタラ展望台近くにあるサン・ロケ教会はマヌエル様式で建てられたフランシスコ・ザビエルが所属していたことで有名なイエズス会の教会。
外観はヨーロッパの他の教会と比べるととってもシンプルですが内装は豪華。

ヨーロッパの教会にしては珍しくアーチの無い天井。構造は外観同様とってもシンプル。

圧巻なのは両サイドに設けられた礼拝堂。
黄金の彫刻で飾られた祭壇はとっても華やか。いたるところに細やかな装飾が。
観光客もそんなに多くないのでゆっくり見学できる、見ごたえ十分な教会です。

ビッカのケーブルカー(Elevador da Bica)

1892年運行開始のケーブルカー。当時は水力で動いていたそうですが、その後蒸気式になり、さらに電化。2002年には国定記念物に指定されています。

長い坂の向こうにはテージョ川がうっすら見えるため、リスボンらしい風景が見える人気のフォトスポット。
下から上がってきたケーブルカーは折り返し運転までしばらく運転手が車両を離れるため、たくさんの観光客が交互に写真撮影していました。

リスボン大聖堂 (Sé de Lisboa)

リスボン市内で最も古い教会。1147年から始まった大聖堂の建設は幾度も手を加えられ、地震を乗り越えてきたため、異なる建築様式の混合となっています。
建設当時には砦としての役割もあったため、大聖堂の真ん中、バラ窓の左右には銃を構える銃眼があります。
宝物殿(有料€2.5)に入場すうると、バラ窓のすぐ下まで行けるようです。

まとめ

下調べをキチンとしていなかったために、楽しみにしていたジェロニモス修道院に行けずとっても残念。
せっかくリスボアカードを購入して、意気揚々と出かけて行ったのに...(涙)
日本的考えで、観光地、しかも世界遺産に毎週休館日があるなんて思わなかったんですよね。
クリスマスや1/1は休みだと思って、それだけはチェックしてたんだけどな。詰めが甘かった。

旅には心残りがある方が良いって言うし、またリスボンに戻って来いってことなのかも?

スポンサーリンク
旅のなか

SFCとJGCを取得。快適旅ライフを送るべく、陸マイル活動を頑張っています。旅やマイルについて気ままに綴っています。 詳しくはこちらをご覧ください。

Share
Published by
旅のなか