ポルトガルのスイーツと言えばパステル・デ・ナタ(エッグタルト)。ポルトガルっ子には略してナタと呼ばれています。
専門店はもちろんのこと、パン屋さんやカフェ、スーパーなどいろんなところで売られています。
たった3軒ですが、リスボンとポルトで食べ比べしたので紹介します。
リスボンのベレン地区、ジェロニモス修道院の近くにある、たいていのガイドブックに掲載されている有名店。
ナタはジェロニモス修道院の修道女たちによって、18世紀以前に発明されたといわれています。
修道院以外でナタを最初に売り出したのがこちらのお店。修道院の秘伝のレシピを今も守っているといわれています。
いつも行列ができていますが、ナタは次々と焼きあがってくるので、持ち帰りの列はサクサク進み、待ち時間はそんなにありません。
まずレジで欲しい個数を伝え会計を済ませ、その後隣のカウンターに移動してナタを受け取るだけ。
午前中に訪れたので並んでいる人も少なく、5分くらいでナタをゲットできました。
近くの公園で早速いただきまーす。
シナモンパウダーとシュガーパウダーもついているのでお好みでどうぞ。
焼き立てなので温かく、パイ生地は薄くてパリパリ。ふんわりサクサクというよりは、しっかりとバリバリ食べ応えのある生地。普段食べているパイ生地は全く異なる触感。
クリームはずっしり入ってるけど、甘さ控えめでトロッとしていて、とっても美味しい。
これなら2個くらいペロッといけたな。
住所:Rua de Belem No 84 a 92, Lisbon 1300-085, Portugal
営業時間:8:00〜23:00
価格:1個€1.15
リスボンに2店舗ありますが、バイロアルト地区のカモンイス広場に面したお店に行きました。
行列はできてなかったけど、お店の中には数人のお客さんが。
カウンターにずらっと並んだナタ。奥ではナタ作りが進行中。
ナタが焼きあがるとスタッフがお店の前に出て鐘を鳴らして教えてくれるそう。偶然お店の前を歩いていて鐘の音を聞いたら、入る他に選択肢はないですよね(笑)
店内に椅子やテーブルはありませんが、カウンターで食べることができます。
2つお持ち帰り。こちらもシナモンとシュガーパウダーが付いていたのでお好みで。
焼き立てではなかったのが残念。
外側のパイ生地は薄くてサクサク、カリカリ。中のクリームは程よい甘さ。焦げ目がついてないところは卵の風味がしっかり。
焼き立てだったらパイ生地がもっとサクサクで美味しかっただろうなぁ。
住所:Rua do Loreto 2, 1200-108 Lisboa, Portugal
営業時間:8:00〜0:00
価格:1個€1
ポルトにあるお店。
カイス・ダ・リベイラからホテルへ帰る途中、上り坂に疲れたので休憩に立ち寄りました。
こじんまりした店内。入口付近にカウンターが数席と階段を数段上がったところにテーブル席が3席くらいあります。
テーブル席の奥は厨房になっていて、ナタ作りの真っ最中。
焼き立てじゃなかったので、少し冷たくて残念。
外側のパイ生地はサックリしていて、中のクリームはしっとり、ずっしり。でも、しつこくはありません。クリームの表面がもう少し焼き目がついてパリッとした方が好みかも?
エスプレッソと一緒の食べるなら、もう少し甘くても良いかも?
住所:Rua de Mouzinho da Silveira 61, Porto 4050-420, Portugal
営業時間:9:00〜21:00
価格:ナタ1個€1、エスプレッソ€0.7。
3か所しか食べ比べできなかったけど、私が一番美味しかったと思うのは、パステイス・デ・ベレン (Pastéis de Belém)のナタ。
どのガイドブックにも掲載されている超有名店なので、それほど期待してなかったけど、かぶりついた時のしっかりした皮のバリバリ感とクリームの相性が抜群。
どのお店もクリームにはそんなに違いがなかったけど、皮のバリバリ感が圧倒的に美味しかった。
焼き立てだったので、より一層美味しく感じたのかも?
他のお店も焼き立てを食べたら、もっと美味しく感じたかもしれないけど、こればっかりは運なので仕方ない。
超有名店なので、いつもたくさんのお客さんであふれているため、常に焼き立てが食べられるのかも?
長年人気が衰えないってことは、やっぱりそれだけ美味しいってことなんだろうな。