タイで最近人気のパワースポットと言えば「ピンクのガネーシャ」。
見た目がカラフルで可愛いうえ、通常の3倍のスピードで願いが叶うと言われています。
願いを叶えてもらうため、タイ国鉄を利用して行ってきました。
バンコクから東へ約100km、車で約2時間のチャチュンサオ県にあるワットサマーンラッターナーラーム(Wat Saman Rattanaram)。
メジャーな移動方法はBTSエカマイ駅近くにある東バスターミナルからロットゥー(乗合バン)に乗ってチャチュンサオバスターミナルまで行き、ソンテウに乗り換えていく方法。私も最初はこの方法で行こうと思っていました。
ネット情報ではチャチュンサオ行きのロットゥーは6時から18時半頃まで20〜30分間隔で運行しているとの事だったので9時前に東バスターミナルに到着。18番窓口でチケットを購入しようと窓口のスタッフに聞くと次のバスは13時半とのこと。
2023年5月時点でチャチュンサオに行くバスは5:30、7:30、13:30、15:30の4便のみ。(しっかりメモっていなかったので7:30以外はうる覚えです。間違えていたらごめんなさい。)7:30は早すぎるし13:30は遅すぎる。それならいっそ電車で行けばいいんじゃないか?と思い、タイ国鉄を利用することにしました。
チャチュンサオ行のタイ国鉄の時刻表。
写真中央、一番上の(たぶん)駅名が青で書かれているところがパヤタイ駅発の時刻表です。
利用しやすい時間だと8:11、10:23あたりですね。
始発駅はフアランポーン駅ですが、パヤタイ駅の方が利用しやすかったので今回はこちらの駅を利用しました。パヤタイ駅には駅員さんが一人常駐していますが、切符の販売はありません。切符は車内で車掌さんから購入します。
列車がやってきました。そんなに乗客いないなぁと思っていたのに、みんな何処からともなくゾロゾロと集まって来ました。
乗車してしばらくすると改札鋏をカチカチ鳴らしながら車掌さんが検札にやってくるので、行き先を告げると切符を発行してくれます。
タイ語のみで英語は通じないけれど、「チャチュンサオ」と伝えるとすんなり切符購入できました。
チャチュンサオまでは約1時間半くらい。料金はたったの12バーツ(約50円)と格安。ロットゥーは100バーツくらいなのでおよそ1/10です。
ただし列車内はエアコンなしの窓全開。心もとない扇風機が天井で回っています。
午前中なら気温がそこまで高くないので、電車が走っている間は心地よい風が吹いて、暑くて我慢できないってことはありませんでした。でも、雨の日はどうなるんだろう?
車窓からはのどかな田園風景。スワンナプーム国際空港の近くを通るので、飛行機も見えました。
1時間半くらいでチャチュンサオ ジャンクション駅に到着。
写真右側にソンテウ乗り場。トゥクトゥクやバイクタクシーも何台かいました。
窓口で帰りの時刻表をチェック。黄色でマークしてあるのがチャチュンサオ駅発バンコク行きの時刻表。
14:05、15:34くらいが便利かな。
帰りの車内。
往路のシートはクッションがあって座り心地はまずまずだったんだけど、復路はプラスチックの椅子でお尻が痛かったです。
そして午後のエアコン無しの列車は辛い。走行中は風は入ってくるけど、生温かくて全然快適じゃない。時期にもよるかもしれないけど、復路はロットゥーがおすすめです。(もっと遅い時間なら国鉄でも大丈夫かも?)
チャチュンサオ駅前にもソンテウは止まっていますが、行き先は「ワット ソートン ワラーラーム」。
乗る前に「ピンクのガネーシャに行く?」って聞いたら笑顔でうんうんうなずくので乗り込んだら、到着したのは「ワット ソートン ワラーラーム」。8人くらい乗客がいたんだけど、みんなここで降りていきました。
私たちはまだ先だからと乗ったままでいると、ドライバーがやってきて何やらタイ語で話かけてる。まったく意味が分からないのでスマホの翻訳機能で聞いてみると、ここから先は一人100バーツとのこと。少し交渉したけど、折れる気配がないので10バーツ払ってソンテウを下車。
駅まで戻る別のソンテウを探して、チャチュンサオ駅へ戻り、歩いてバスターミナル横にあるソンテウ乗り場へ向かいました。
駅からバスターミナルまでは徒歩10分くらい。最初から歩いてバスターミナルへ行けばよかったと後悔しました。
交渉次第では安くいってくれる人もいるかもしれませんが、歩いてバスターミナル横のソンテウ乗り場に行った方が確実です。
こちらがチャチュンサオバスターミナル。
綺麗だし待合室は冷房が効いていて快適。帰りはロットゥーにしようと思い時刻を確認すると次の便は15時半との事。この時点で13時過ぎ。流石に2時間以上は待てないと、帰りも国鉄を利用しました。ちなみにバンコク行きのチケットは14番窓口で購入できます。
バスターミナルの隣にソンテウ乗り場はあります。一番奥(写真右奥)がピンクのガネーシャ行き。
駅からバスターミナルへ向かって歩いている途中でドライバーから声をかけられてソンテウに乗車したので、バスターミナル発の時刻表の写真はありませんが、日中は30分間隔で運行しているようです。
料金は一人40バーツ、ピンクのガネーシャまでは約40分。
ピンクのガネーシャからバスターミナル行きの時刻表。ソンテウを降りた時に帰りの時刻を確認しておきましょう。
ソンテウはこの左側に到着します。なんだか怪しげな雰囲気。
帰りのバスターミナル行のソンテウもここから発車します。
テーマパークのような入口。
この象のオブジェがある右側の広い道をまっすぐ進んでいくと目指す目的地。
2,3分歩くとガネーシャの背中が見えてきました。
前から見るとこんな感じ。
横22m、高さ16mと迫力満点。
願い事は直接ピンクのガネーシャにするのではなくて、周りにいるネズミにお願いします。
ガネーシャの周りには14匹のネズミがいて、自分の誕生日の曜日の色のネズミにお願いごとをするといいと言われています。私も事前に自分の誕生日の曜日を調べてきました。
が、たくさんいるネズミの中でも正面にいる2匹が特殊な能力を持っていて、普通では見えない、聞こえないものが見聞きできると言われています。
なので、皆さん正面のネズミにお願いごとを囁いています。私ももれなく正面にいるこの子に囁きました。
祈願の方法は次の通り。
ネズミの左右にある踏み台に乗って(どちらでも可)、耳に直接お願いごとを囁きます。その時、もう片方の耳をしっかりと手で塞ぎ、願い事が外に漏れないようにしましょう。
願い事を囁き終わったら赤い箱にお賽銭をいれます。そうすると、ネズミが私たちに代わってガネーシャにお願いごとを伝えてくれます。
叶うといいな。
私はやらなかったけど、ガネーシャの前には体の悪いところに金箔を貼ると治してくれるというガネーシャや仏像があって、みんなが金箔を貼るのでどの像ももれなく黄金に輝いていました。
寺院内は摩訶不思議なテーマパークのよう。
巨大な仏像があったり、
フォトジェニックなドラゴンがいたりと盛りだくさん。
このほかにも日本のアニメキャラ(どら〇もんや孫〇空、〇休さんなど数えきれないほどたくさん)がいたるところに飾ってあり、たくさんの観光客でにぎわっていました。
バンコクから2時間以上かかるので訪れるのは少し大変ですが、とっても楽しい寺院です。
露店もたくさんあるので、お昼ご飯食べたり、休憩したりしながら寺院内を散策するといいですよ。
バンコクからはロットゥーを利用する方がエアコンの効いた車で必ず座っていけるので快適ですが、列車の旅も楽しいです。
雨が降ったら全開だった列車の窓はどうなるのか?
窓を閉め切られると蒸し暑くて乗ってられないかも?
と不安はあるので、ぜひ晴れの日に利用してください。
とっても格安でローカル気分を満喫できます。