クアラルンプールからお初のロイヤルブルネイ航空でブルネイへ。
クアラルンプールからはエアアジア、マレーシア航空も就航していますが、こんな機会じゃないと搭乗することはないだろうと思い、ロイヤルブルネイ航空を選択。
アルコール類の申請方法やSIMカード、空港⇔市内の移動方法について紹介します。
東南アジアのボルネオ島北部に位置する小さな国。
正式名称「 ブルネイ・ダルサラーム(Brunei Darussalam) 」は 「永遠に平和な国」という意味。
日本の三重県と同じくらいの大きさですが、オイルマネーで潤っているお金持ちの国なので、医療費や教育費は無料。
また厳格なイスラム教の国なので、同性愛と不倫は石うちの刑で死刑、窃盗は手足切断ととっても厳しいのでご注意ください。
観光の場合、日本のパスポート所持者は14日以内の滞在であればビザは不要。
やっぱり日本のパスポートは最強ですね。
イギリスのコンサルティング会社であるヘンリー&パートナーズが発表した「Visa Restrictions Index 2019」で日本のパスポートが2年連続1位に輝きました。2018年の調査ではシンガポールと並んで1位でしたが、今年は単独1位。しかも去年はビザなしで訪れることが出来る国は180か国だったのに、今年は190か国と10か国も増えています。日本の信頼度が増してるってことですね。ビザ(査証)とは?査証(さしょう)又はビザとは、国家が自国民以外に対して、その人物の所持する旅券が有効であり、かつその人物が入国しても差し支えないと示... 2年連続1位、日本のパスポートは世界最強!世界190の国と地域にビザ無しで渡航可能 - マイルジャーニー |
航空券はロイヤルブルネイ航空のWebサイトから購入。
座席指定は有料ですが、預入手荷物はエコノミーでも30㎏まで無料、機内食も出ます。
価格もクアラルンプール⇔ブルネイ往復で12,000円くらいと、エアアジアと比較してもそこまで高くない。
あまり違いがないのなら、預入手荷物無料、機内食が出る方がお得だと思い、ロイヤルブルネイ航空を選択。この機会を逃すと搭乗することはないと思ったのも選んだ理由の一つです。
搭乗1週間前から「ビジネスクラスにアップグレードしませんか?」とメールが。
ほぼ毎日のようにメール攻撃がありました(笑)そんなに空席があるのか?
航空券が片道300リンギットもしなかったのに、アップグレードは片道570リンギットから。
15,000円くらいとお手頃価格ですが、ビジネスクラスといってもアップグレードしたチケットではラウンジは利用できないし、機内でもアルコールの提供はなし。
片道2時間くらいのフライトに、航空券以上の金額を払ってまでビジネスに乗るつもりはないので入札せず。
搭乗時に確認した感じだと、ビジネスクラスの半分くらいは埋まっていました。
クアラルンプールからロイヤルブルネイ空港でブルネイのバンダルスリブガワンへおよそ2時間のフライト。
機材はA320neo。
エコノミーは3-3の配列。
座席指定は有料なので指定しなかったら、アサインされたのは後方座席の窓側と真ん中。足元はANAやJALの国内線と同じくらいかな?
機内プログラムは結構充実していて、邦画を含む映画は100タイトルくらいありました。
ほぼ定刻にドアクローズ。
安全ビデオよりも先にまずはお祈り。さすが厳格なイスラム教の国。
機内食はチキン。胸肉はすこしパサついてたけど、カレー風味のソースはとっても美味しかった。そしてサラダが案外辛い。
もちろんアルコールの提供はありません。
ブルネイ空港はこじんまりとした空港。
免税店やお土産物屋さんが数件と、2階には「sky lounge」があります。
このラウンジはロイヤルブルネイ航空のビジネスクラス利用者や上級会員、プライオリティパスで利用できます。
また、このラウンジはシンガポール航空とも提携しているので、シンガポール航空利用であればスタアラゴールドでも利用できるようです。
復路も定刻にドアクローズ。なかなか優秀です。
復路は運よく非常口座席だったので足元少し広め、3列シートの通路側に誰もいなかったのでなかなか快適でした。
朝9時のフライトだったので、機内食は朝食。
トマトオムレツ(左)と牛肉のショウガ焼き(右)。
お味は...どちらもそれなりでした。
ブルネイは厳格なイスラム教の国なので、国内でのアルコールの販売はなし、公共の場(レストランなど)での飲酒も不可。
暑い国なのにビールが飲めないなんて考えられない!
でも、大丈夫!観光客にはアルコールの持ち込みが許可されています。
17歳以上の非ムスリムが個人消費目的で持ち込みできるのは一人につき以下の本数になります。
ウイスキーやワイン等ボトル2本(合計2リットルまで)及びビール12 缶(1缶330ml)まで
持ち込んだアルコールを飲めるのはホテルの部屋の中のみとなります。
入国審査を抜け、税関の手前のカウンターにオレンジ色の申告書があるので左右同じ内容を記入し、税関に提出。
内容をチェックして押印後、右半分を返却されるので、出国まで大事に保管しておきます。
スーツケースの中身をチェックされるのかな?と思ってたけど、スルー。帰国時も申告書の返却を求められることはありませんでした。
空港の到着ロビーにはSIMカードを販売するお店が。
3月に成田⇔ブルネイの直行便が就航したためか、日本語の案内板もありました。
でも、ほとんど日本人を見かけなかったけど...
我が家はamazonでこちらのSIMを事前に購入していきました。
アジア24か国で使用できるSIM。
使用できるのは、イスラエル・インド・インドネシア・オーストラリア・カザフスタン・カタール・韓国・カンボジア・シンガポール・スリランカ・タイ・台湾・中国・日本・ネパール・パキスタン・バングラデシュ・フィリピン・ブルネイ・ベトナム・香港・マカオ・マレーシア・ミャンマー・ラオスの24か国。
今回、マレーシアとブルネイの2か国を訪れたのだけど、いちいちSIMを差し替える手間が省けて便利でした。もちろんどちらの国でもサクサク利用できました。
ブルネイは自家用車の所有率が高く、公共交通機関が貧弱。
鉄道はなく、公共交通機関はバスのみ。
空港から市内への主な移動方法は以下の3つ。
ブルネイ空港から市内へは約10km、およそ15分くらい。
タクシーは利用していないのではっきりとはわかりませんが、空港から乗車する場合は空港チャージが加算され、およそ30〜40ブルネイドル(約2,400〜3,200円)くらいだそう。
ホテル送迎は20〜30ブルネイドル。ホテルによっては無料で空港送迎してくれるところもあるので、そういうホテルを探すのも良いかも?
おすすめはバス。空港から市内のバスターミナルまでたった1ブルネイドル(約80円)と格安。主要なホテル(ラディソンブルなど)の目の前にもバス停があるので、停車してくれます。
到着ロビーを出て左側に進んでいくとバス停があります。
時刻表はないので、ひたすら待つのみ。
空港から市内へのバスは23、24、36、38番の4路線、運行時間は6:00〜18:00。4路線もあるんだからすぐに来るだろうと思っていたけど、20分くらい待ちました。
バス停のベンチ、屋根がなくて日差しが降り注いでいるからとっても暑いんですよね。20分が長かった。
ミニバンの中はとってもレトロ。
バス代1ブルネイドルは運転手に直接支払い、日本の整理券発行機のような機械(オレンジの機械)でチケットを発券してくれました。
運転手に「どこまで行くの?」と聞かれたので、「ブルネイホテル」って答えると、バス停ではないのにブルネイホテルの目の前で止まってくれました。
空港からホテルまでは渋滞もなく15分くらいでした。
バスの路線図。
これによると、市内から空港へのバスは 23、24、36、38番の4路線の他にエクスプレスバスがあるようです。見たことないけど...
市内中心にあるバスターミナル「BSB(バンダル・スリ・ブガワン)」。宿泊していたブルネイホテルから徒歩2分くらいだったので、とっても便利でした。
こちらのターミナルにもバスの時刻表はありませんが、一定の時刻になれば満席にならなくてもバスは出発するので、おおよその時刻表はあるんだと思います。
時間に余裕をもって乗車しましょう。
バスには番号が書いてあるので、路線図で行き先とバス番号を確認しておけば、乗りたいバスを見つけるのは簡単。
スーツケースをもってうろうろしていると、近くにいた人が「空港行きはこっちだよ。」と親切に教えてくれました。
バスに乗ってから出発するまではおよそ15分くらいでした。
初めてのロイヤルブルネイ航空はなかなか快適でした。
座席指定が有料なのとアルコールの提供がないのは残念だけど、機内食やドリンクは提供されるし、預入手荷物も30㎏まで無料と太っ腹。
機材もA320neoと新しい機材だったので綺麗でした。
日本からの直行便も週4便あります。
でも、また搭乗するかと聞かれたら...ないかな?