リスボンから日帰りでシントラ＆ロカ岬へ。
シントラの文化的景観は世界遺産に登録されていて、主な登録物件はシントラ宮殿・ペーナ宮殿・ムーアの城壁・レガレイラ宮殿など。
今回はペーナ宮殿とムーアの城壁、少し足を延ばしてユーラシア大陸最西端のロカ岬に行ってきました。
ペーナ宮殿とムーアの城壁の入場チケットはあらかじめ公式サイトから購入していきました。
| リスボンからポルトへはポルトガル国鉄で移動予定。事前にポルトガル国鉄のサイトから予約すると割引価格で購入できるので、予定が決まっていれば事前に購入した方がお得です。また、シントラのペーナ宮殿やムーアの城壁等は人気があるので、チケットを購入するのに長蛇の列ができるとか。オフシーズンなのでそんなに混雑しないとは思うけど、念のため購入していくことに。今回はチケットの購入方法を紹介します。ポルトガル国鉄 公式サイトでのチケット購入方法ポルトガル国鉄の公式サイトはこちら。（英語）左から2つ目の「Buy Ticke... ポルトガル旅準備編。ポルトガル国鉄＆シントラのペーナ宮殿等のチケット購入方法 - マイルジャーニー |
メールで送られてきたPDFをスマホに保管しておけば、プリントアウトしなくても見せるだけでOK。とっても簡単です。
ロシオ駅の窓口でシントラ周遊チケット(Bilhete Train & Bus)を購入。
価格は€16.3(カード代€0.5、チケット代€15.8)。
パンフレットには€15+カード代€0.5と表記されているけど、これはバスだけの料金のようです。
バスの料金やスケジュールはこちらで確認できます。
このカードがあればCP（ポルトガル国鉄）のシントラ線およびカスカイス線、 シントラのバスに乗り放題となります。
シントラ及びロカ岬への移動はすべてこのカードでカバーできるので、とってもお得＆便利です。
チケットを購入するとそのままホームへ。
シントラからは約40分くらい。
前の方(4〜5両目くらい？)に乗っていると、シントラ駅に着いたとき、改札近くにとまります。
こちらがシントラのバスルートマップ。
ムーアの城壁やペーナ宮殿へは434番(オレンジ)、レガレイラ宮殿へは435番(グリーン)、ロカ岬へは403番(グレー)のバスで行けます。
シントラ駅の改札を出て右側に進んでいくとペーナ宮殿やレガレイラ宮殿へ行く434、435番バス乗り場。左側に進んでいくとロカ岬行きの403番のバス乗り場があります。
シントラ周遊チケットを購入しなくても、その都度料金を支払うことは可能です。
シントラ駅からペーナ宮殿までの片道料金はたしか€3.9だったかと。
実際、ほとんどの観光客はバスに乗るときに、都度料金を払っていました。
見ていた感じだと、周遊チケットを利用しているのは日本人と韓国人や中国人といったアジア系のみ。欧米系の人は全くと言っていいほど利用していませんでした。周遊チケットの存在を知らないのかな？
バスに乗るほとんどの人が乗車時に運賃を支払うので、バス乗車にはものすごく時間がかかります。始発のシントラ駅では10分近くかかっていたと思います。
始発のバスでペーナ宮殿へ向かったけれど、到着した時点ですでに入口には長蛇の列。この列はチケットを持っている人達の列。チケット購入の列は写真奥になります。
事前情報ではチケット購入に長蛇の列ができているとのことでしたが、チケットを持っている人の列の方が圧倒的に長かったです。
10時開園から5分も待たずに入園。ペーナ宮殿までは入口から坂道を登ること徒歩10分足らず。別料金でバスに乗っていくことも可能です。
坂道を登り、宮殿が見えてくるとあと少し。
お天気が良いのでカラフルな宮殿が映えます。
カラフルで可愛い宮殿。内部は写真撮影禁止となっています。
チャペル側は午前中は日陰。日が当たると絶好のフォトスポットになるんでしょうね。
開園直後、のんびり歩いて坂道を登っている人たちを急ぎ足で抜き去ったので、ペーナ宮殿に入ったときはとても空いていてゆっくり見て回ることができました。
宮殿から出てきたときには、入場待ちの長蛇の列ができていたので、ゆっくり内部を見学したいのであれば、朝一のバスで向かい、開園後は急ぎ足で宮殿に向かうことをお勧めします。
High Crossは敷地内で一番高い位置にあるので、この後の観光を考えると体力温存のため訪れるのはやめようと思っていたんだけど、Saint Catherine's Heightsを探してうろうろしているうちに気が付けば近くまで登ってきていたので行ってみることに。
ペーナ宮殿から30分くらいは歩いたかな？
頂上にはその名の通り十字架が立てられています。
十字架のそばにある岩の上からペーナ宮殿全体を見渡すことができますが、木が邪魔しているのが残念。
High Crossからの帰り道、もう一度探してようやく見つけることができました。
地図を見ながら探していたんだけど、本当に分かりにくいです。
看板などないし、道も思ったより細いのでわかりにくく、何度も前を行ったり来たりしていた時、たまたま細い道から下ってきた人がいたのでその人に聞いてようやくたどり着けました。
地図の一番上がHigh Cross、真ん中あたりがSaint Catherine's Heightsになります。
ここからの眺めはホントに絶景。誰もいなかったので、しばしペーナ宮殿を独り占めしてのんびり眺めていました。
とっても見つけにくいですが(残念ながら口では説明できないのですが、大きな岩があるところです。)、何とか見つけ出して訪れてほしいです。
ペーナ宮殿から5分くらい坂道を下ったところに入口があり、入口から城壁までさらに5分くらいかかります。
ペーナ宮殿で予想以上に歩いたため城壁の一番高いところまで登る体力が残っておらず、一番近くの城壁から眺めただけで終了。雰囲気的には万里の長城のような感じでした。
城壁から見たシントラ宮殿。今回は時間がなくてパスしました。
同じく時間の都合でパスしたレガレイラ宮殿と共に、再訪できるといいな。
ムーアの城壁からバスに乗ってシントラ駅へ。
時刻はすでに14時過ぎ。歩き疲れてお腹はペコペコ。
ロカ岬に向かう前にランチしようとお店を探すも、シントラ駅前にはおしゃれなカフェやレストランは皆無。王宮近くのシントラ•ヴィラが街の中心となっていて、そこに行けばレストランやお土産物屋さんもたくさんあるようですが、時間がない。
全くポルトガル感はないけれど、駅前にある唯一まともな食事ができそうな中華料理店へ。(ファストフードっぽい感じのお店やカフェなら2〜3件あったかも？)
麺類にハズレなし。ボリュームたっぷりで美味しかったです。
ランチを終え、403番のバスに揺られること約40分。ユーラシア大陸最西端の地、ロカ岬に到着。
事前情報通り、バスは狭い道を結構なスピードで飛ばします。早めにバス停に並んでいたので座れたけど、立ち乗りは結構辛そう。車酔いしている人もいました。
ここがユーラシア大陸最西端かぁ、としばし感慨深く景色を堪能。お天気はいいけどやっぱり風が強い。崖に打ち寄せる波が荒々しくて、ここが端っこなんだなぁと実感。この海のずーっと先がアメリカ大陸なんですね。
タップリと最西端を堪能して帰路に着きます。
せっかくなので往路と違うカスカイス経由で帰ろうと思ったけれど、そっちの方が並んでいる人が多かったため、おそらく座れないと判断し、シントラへ帰ることに。
シントラ近くで渋滞に巻き込まれ、余裕だと思ってた電車の時間が迫ってくる。この時期1時間に1本しか電車がないので、これを逃すと何にもない駅前で1時間も待つ羽目に。何とか間に合えー、と念を送ると、どうにか出発の10分前に駅到着。安心したのも束の間、電車は超満員。1日歩き疲れた後に満員電車で立ちっぱなしは辛かったー。
夏の観光シーズンは渋滞もひどく、バス待ちが1時間以上ってこともあると他の人のブログで読んでいたけど、冬だから大丈夫だろうと思っていました。
年末＆週末だったからかもしれませんが、観光客も多く、バスはスケジュール通りには運行できず。また、ほとんどの人がバス乗車時に運賃を支払うので、バス停での停車時間も長め。余裕のあるスケジュールを組んだ方がよさそうです。
また、冬は日の入りが早いので(17時くらい)、観光は時間との勝負。
ゆっくり見て回りたいのであればシントラに1泊するのがいいですね。