屋久島に行ってきました。
翌日の縄文杉トレッキングに備えて、白谷雲水狭を軽く散策。
太鼓岩まで行きたかったけど、そうすると翌日縄文杉に会えないと思い、今回は苔むす森までのトレッキングにしました。
屋久島でも1,2を争う人気の観光名所の白谷雲水狭は白谷川の上流に位置している面積423.73ヘクタールの自然休養林。
屋久島空港から車で約30分。入口は標高620m、トレッキングコースの高低差は400mくらいなので、気軽にトレッキングできます。
推定樹齢3000年の弥生杉、奉行杉、七本杉など大きな杉もあるので、見ごたえ十分です。
トレッキングコースは整備された遊歩道をメインに歩く1時間コースから本格的な4時間コースまで様々。
我が家はオレンジのコース(往路が原生林歩道、復路は楠川歩道)+苔むす森+弥生杉のコースを選択。
訪れたのは12月初め。鹿児島だし暖かいだろうと思ってたけど、そんなことはありません。
白谷雲水峡の入口の標高は620m、苔むす森は870mあるので、平地よりも気温が5℃くらい低くなります。
歩いていると暑くなるので、脱ぎ着しやすい服装で調整しましょう。
私はタイツの上に長ズボン、上は速乾性・通気性に優れているインナーの上にフリースを着てスタート。
途中、暑くなったのでフリースを脱いだけど、苔むす森ではじっとしてるとフリースを着ていても少し寒いくらいでした。
管理棟で「森林環境整備推進協力金」500円を支払って、いざスタート。
協力金は強制ではないけれど、この自然を守るためにも払いましょう。協力金を支払うと、トレッキングコースの地図とヤクスギランドの200円割引券がもらえます。
なお、トイレは駐車場横と標高830mにある白谷小屋にしかありません。
最初は川沿いの整備された遊歩道をのんびり歩きます。
白谷川の水はとっても綺麗。
約20分で「二代大杉」に到着。
ここまでは整備された遊歩道メインなので、そんなに大変ではありません。ツアーで来ている人はここで折り返していました。
「二代大杉」を過ぎたあたりから本格的なトレッキングコースになります。
苔が生えた石の上を、滑らないように注意しながら歩いて川を越えます。
屋久島は雨の多い島。雨が降ると一気に川が増水するので、天気に注意しながら行動しましょう。
名前の無い場所でも雰囲気はバツグン。
アップダウンの多いコースだけど、下ばかり見てたらもったいない。周りをきょろきょろしながら歩きます。
「くぐり杉」。
根っこが人がくぐれるくらい地面からせりあがっている不思議な杉。
「苔むす森」に到着。
写真を撮りながらのんびりトレッキングして、入口からここまで2時間弱。
二代大杉からくぐり杉までのコースはアップダウンが多く、何度も川を越えるので思ったより疲れたけど、景色がきれいでとっても癒されました。
「苔むす森」と名前はついているけれど、ここに限らずトレッキング道はいたるところが「苔むす森」。
白川小屋のベンチでお昼ご飯を食べたら、楠川歩道をのんびり歩いて帰ります。
こっちの方がアップダウンが少なくて体力的には楽だけど、見どころも少ないです。疲れた復路に歩くのがおすすめです。
さつき吊り橋まで戻ってくるとゴールまではあとわずかだけど、せっかくだから弥生杉コースを回っていくことに。
樹齢3000年以上の大きな杉は圧巻。
ぐるっと大回りして、およそ3時間40分でゴール。楽しいトレッキングでした。
運が良ければヤクザルやヤクシカに会えるとのことだけど、残念ながら今回は会えませんでした。
ヤクザルには白谷雲水狭に向かう途中の道で出会えたけど...
今回は翌日の縄文杉トレッキングのことを考え、苔むす森までしか行かなかったけど、次回はぜひ太鼓岩まで登ってみたいな。
白谷雲水狭はまた訪れたみたいと思える場所です。