スリランカのベストシーズンは地域にもよりますが、おおむね1〜3月。ゴールデンウィークは雨期になるので、旅行に最適な時期とは決して言えません。でもJGC修行を決意し、日本発券とクアラルンプール発券をしたとき、単純に2回のマレーシア旅行をするのは嫌だったんですよね。
マレーシアから直行便で行ける場所で、行きたい場所を考えたとき、真っ先に思いついたのがスリランカでした。そんなスリランカでしたいことをまとめてみました。
シーギリヤロックに登る
スリランカと言えばやっぱりシーギリヤロックですよね。ここを訪れずしてスリランカに行ったとは言えません。
シーギリヤロックにまつわる兄弟の物語は有名なので、みなさんご存じだとは思いますが、詳しくは下記をご一読ください。
シンハラ王朝の5世紀、ダートゥセーナ王の息子カッサパ1世は、王の甥であり軍司令官でもあったミガラの支援を得てクーデターを起こし、477年には父親から王権を奪取する。しかし平民出身の母親を持つカッサパ王は、王族出身の母を持つ弟モッガラーナに王位を奪還される事を恐れ、長らく首都であったアヌラーダプラを離れ、より安全なシーギリヤへと遷都した。カッサパが在位にあった477年から495年の間、シーギリヤは複雑な市街と防衛機能を併せ持つ都として発展し、即位から7年後にはシーギリヤロックの頂上に王宮が完成する。
一方、兄カッサパからの難を逃れていたモッガラーナは、亡命先の南インドから軍隊を引き連れ兄に戦いを仕掛ける。当初はカッサパ王が優勢であったものの後に劣勢に転じ、観念した王は喉を掻き切り自害、495年、シーギリヤは陥落する。王位についたモッガラーナはシーギリヤを仏教僧に寄進し、再び都をアヌラーダプラへと移した。シーギリヤは13世紀から14世紀頃まで修道院として存続するが、徐々に衰退。その後は16世紀から17世紀にキャンディ王国がこの地を分営として利用するまでの間、記録は残されておらず、また同王国の衰退の後にも再び放棄された。
建設から1400年の後、イギリス統治下の1875年に、イギリス人によって岩山に描かれたフレスコ画である"シーギリヤ・レディ"が発見された。
Wikipediaより
200mもある岩山にはかつて500人のシーギリヤレディが描かれていたそう。それが今では18人しか見ることができません。数年前から保護の為、写真撮影も禁止になりました。しっかりと目に焼き付けてこなければいけませんね。
頂上までの道のりは果てしなく、石の階段、螺旋階段、頂上まで続くとんでもなく長い階段を上っていかなければなりません。でも、その先には絶景が待っているはず!それを信じて頑張って上ってきます。
カレーを食べる
インド、バングラディシュ、ネパール、スリランカはカレーのメッカです。 どれも同じじゃないの?と思いますが、それぞれ違いがあるようです。
スリランカカレーは基本的にココナッツミルクが入っています。また、スリランカ特有のスパイスを使い、独特の風味があるようです。
インドではナンやチャパティと一緒にカレーを食べますが、スリランカではライスと食べるのが主流。主食がお米って、日本と同じですね。
暑い土地の料理は辛口が基本です。現地の人が全然辛くないって言っても、私たち日本人には十分すぎるほど辛いってことはよくありますよね。辛いものは好きな方ですが、現地の辛さについていけるか?弱音を吐いて、甘いカレーを作ってもらうか?やっぱり一度は現地の辛さにチャレンジしてみたいです。
紅茶を飲む
1948年にイギリスから独立した時はセイロンと呼ばれていました。それが1972年にスリランカに改称されたそうです。
イギリス統治下にプランテーション作物として導入されたお茶の栽培。高品質のお茶が採れるようで、スリランカの茶葉で作った紅茶の事をセイロンティーと呼び、世界有数の紅茶の輸出国となっています。
セイロンティーには、『セイロン・セブン・カインズ(Ceylon Seven Kinds)』と呼ばれる世界的にも有名な7つの産地があり、それぞれが全く異なる特徴や魅力を持っているそう。
普段はコーヒー派で、年に1回紅茶を飲むか飲まないかくらいなのですが、せっかくスリランカに訪れるのだから、ぜひとも本場のセイロンティーを飲んでみたいです。はたして味の違いが判るでしょうか?
インド洋を見る
太平洋、大西洋、インド洋、北極海、南極海が世界の5大洋と呼ばれています。北極海、南極海はもちろんですが、インド洋もまだ見たことがありません。
スリランカは日本と同じ島国なので、たくさんのビーチリゾートがありますが、今回は雨季だし、日程的に南部のリゾートに行くのは無理かな?と思っています。でも、コロンボや空港近くの町、ニゴンボも海沿いの町。少しでもインド洋が眺められたらいいな、できれば綺麗な夕日が見たいな、と思っています。
ジェフリー・バワの建築を鑑賞する
スリランカを代表する建築家、ジェフリー・バワはトロピカル建築の第一人者として、多くのホテル建築を手掛けています。今ではリゾート地で当たり前になっているインフィニティプール(海と一体になっているようなプール)も彼のアイデアです。
今のところ、彼が設計したホテルに宿泊する予定はないのですが、コロンボには彼が設計した建築物がいくつかあるようです。
パラダイス・ロード・ザ・ギャラリー・カフェ
バワが事務所として使用していた建物で、現在はカフェ&ギャラリーとして利用されていて、多くの観光客が訪れています。お値段は少し高めのようですが、コロンボの中心にあるのに緑が多く、静かで落ち着ける場所のようです。ゆったりできる閑静な住宅街にあるカフェで、のんびりと優雅にティータイムとアートを楽しむのも素敵ですね。
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バワの自宅兼事務所だった場所で、インテリアや置物はバワが住んでいた当時の状態で保管されているそうです。予約制の30分の英語ツアーで見学可能です。
また2部屋だけですが、宿泊も可能なようです。
シーマ・マラカヤ寺院
都会の中にあるベイラ湖の上に浮かぶシンメトリーの小さな寺院。外観は青と白を基調にしたシンプルなデザイン。木を多用し、スリランカの他の仏教寺院には見られない斬新なデザインです。
写真を見た時から、ここには絶対に行きたい!と強く思いました。コロンボでの楽しみの一つです。
まとめ
スリランカ入国にはビザが必要です。現地到着時に空港で取得することも可能ですが、事前にインターネットで取得した方が安くなるので、電子ビザを取得しなければ!と思いつつ、まだ何も手を付けてないんですよね。(オンライン申請$35、スリランカ空港で申請$40)
それだけではなく、スリランカ旅行は5日間の予定ですが、まだ旅程が白紙なんです。もちろんホテルの予約もしてません(汗)コロンボ到着が昼過ぎなので、そのまま一気にシーギリヤまで行ってしまおうか?と思っているのですが、バスで行くか、列車で行くか、いやいや奮発してタクシーで行く?と悩み中。
行きたいところをピックアップして、効率よく回れる移動方法を考えないといけないのですが、なかなかやる気にならないんですよね。
ローカルバスも列車も魅力的なのですが、時間がかかるのが難点。もっと日数があれば、のんびり気ままに旅できるになぁ。そこはしがないサラリーマン、限られた時間の中で、どれだけ楽しめるか考えないといけません。
あーでもない、こーでもない、と考えているときも楽しい旅の一部ですもんね。