今回はちょっと路線がずれるのですが、先日観戦してきた大相撲大阪場所の観戦記をお届けします。上の写真は2016年の物です。今年は向正面だったので後ろ姿でした(涙)残念ながら白鵬も休場だったし…
相撲には全く興味のなかった私ですが、去年親孝行という自己満足の元、母親を連れて観戦したところ、その迫力に圧倒されました。やっぱりテレビで見るのとは全然違います。
母親もものすごく楽しかったようでとっても喜んでくれたので、今年も招待観戦です。
相撲の座席について
大阪場所の座席について簡単に説明します。会場は難波駅からすぐのエディオンアリーナ大阪です。
座席は土俵を取り囲むように正面、向正面、東、西と配置されています。いつもテレビで見ているのは正面側からの映像です。
土俵の一番近くが溜り席といって、座布団1枚分の座席です。ここでは飲食禁止、お相撲さんが転がってきてケガをする可能性があります。その後ろから升席A、正面と向正面はB、Cと配置されています。2階は椅子席のみとなります。
争奪戦必須のチケット予約
2017年の大阪場所は3月12日(日)から3月26日(日)までの15日間です。直前の初場所後に日本人として19年ぶりに稀勢の里が横綱に昇進したので、相撲界は盛り上がっていて、チケット争奪戦は必須です。
日本相撲協会のサイトからチケット大相撲に登録し、先行予約の抽選に挑みますが玉砕(涙)まあ、去年も抽選に外れたのであまり期待していなかったのですが…
残る方法はただ一つ。一般発売日にかけるしかありません。2月5日朝10時の発売開始に合わせてスタンバイしますが、5分前の時点ですでに「サイトへのアクセスが集中しています」チケット大相撲のサイトにすら入れません(泣)
何度もアクセスを試み、やっとサイトに入れても、「チケット購入はこちら」のボタンを押すとまたもや「サイトへのアクセスが集中しています」
そんな一進一退を繰り返し、ようやく購入画面に進むことが出来たのは15分後。座席は選ぶことが出来ません。枡席A,B,Cやいす席などの種類は選べますが、席の指定は不可です。午後12時(だったかな?)からは座席指定して購入出来るようになりますが、この人気から察するに、その頃には売り切れになっている可能性が高いですね。また、一般発売の時点で枡席Aが残っていることはないと思います。
今回購入できた座席は「桝席B、向正面11側8」です。去年は「桝席B、正面12側14」だったので、1枡分前の席ですが、土俵正面より少し右寄りになります。本当は正面側の席がいいのですが、贅沢は言ってられません。これをパスすると次いつ購入画面に進めるかわからないので、サクッと購入します。
チケットはセブンイレブン等で発券するのですが、発券するまでは購入したチケットを「チケットぴあ」に再販してもらうことが可能です。(去年はこんなシステムなかったと思います)なので、もう一度予約サイトに入って正面席をゲットしようと試みたのですが、「サイトへのアクセスが集中しています」に阻まれ、思うようにすすみません。そうこうしているうちに、私の観戦予定日の桝席チケットは完売。やっぱりすごい人気ですね。
お茶屋さんで購入
一般発売にチケット大相撲やチケットぴあで購入するほかに、お茶屋さんでチケットを購入することも可能です。
お茶屋さんとは大相撲の本場所で、入場券の販売及び会場での接待や案内をしてくれる店舗のことです。なぜか九州場所にはお茶屋さんはないようです。
桝席などの良い席は日本相撲協会から委託されて販売しているようで、桝席のうち70〜80%がお茶屋さんで販売されるようです。
私が頑張っても桝席Aをゲットできないわけですよね(涙)
お茶屋さんで販売される入場券にはお弁当や飲み物、お土産がセットになっていて、価格は入場券の倍くらい、桝席Aで1枡4人分で8万円くらいです。私のような庶民には到底手が出ません。多くは接待に使われているようですが、一般発売もされているので興味のある方はぜひ利用してみてください。
相撲観戦
一般にテレビで放送されるのは幕内 の取り組みで16時から開始されますが、序ノ口の取り組みは8時45分から開始されます。
最初は行司さんの衣装も地味ですが、幕下、幕内へと取り組みが移っていくと、行司さんの衣装も豪華になっていきます。十両以上でないと塩も撒きません。観戦するまで知らなかったので驚きです。
お昼くらいに会場であるエディオンアリーナ大阪に到着。まだ観客もまばらです。
会場内の売店でお弁当を購入しました。結構なお値段ですが、雰囲気も大事ですからね。でも、何の変哲もない幕の内弁当が1,600円、高いですよね。
この後取り組み予定の力士さんがスタンバイしています。幕内の力士と違って、5〜6人はスタンバイしていました。
十両の土俵入り前です。みなさん和やかに雑談していました。右端が大砂嵐、あとは…わかりません。恥ずかしながらそれくらいの知識です。
幕内の土俵入り。宇良はすごく人気がありますね。歓声がものすごく多かったです。
横綱の土俵入り。これは鶴竜だったと思います。後ろ姿なので自信はありません(^^;
後ろからみると迫力に欠けますが、体が柔らかくて足が高く上がるなぁと感心しました。私は絶対にあんなに上がらない自信があります(笑)
大人気、宇良の取り組み。この日は石浦との対戦でしたが、押し出しで宇良の勝利です。
こちらも大人気の遠藤。みんなの応援の掛け声がすごく多いです。でも残念ながら千代の国に突き出しで負けてしまいました。
この日一番大きな声援を浴びていたのは、やっぱり稀勢の里。懸賞金の数も圧倒的に多かったです。2周りしていたので、33本くらいあったのでは?やる気がアップしますよね。
この日まで同じく全勝中の高安が直前の取り組みで勝っているので、みんなの期待がより高まっています。稀勢の里に対する声援がすごくて、対戦相手の宝富士がかわいそうになるくらい。宝富士もこの日まで全勝中なんです。だれか応援してあげてー。
結果は、稀勢の里が寄り切りで勝利。割れんばかりの歓声が会場内に響き渡っていました。
結びの一番は横綱鶴竜とこの日まで全敗の松鳳山。横綱の勝利かなぁと思っていたら、まさかの松鳳山が突き出しで勝利です。投げるな!と注意されていた座布団がちらほら飛んでいました。
まとめ
4人の横綱が在位するのは2000年以来17振り。でも、白鵬がケガの為5日目から休場してしまい、私たちが観戦した日は残念ながら不在でした。地元大阪出身の豪栄道も6日目から休場だったので、ちょっと寂しかったです。
会場で観戦していると、今の見逃した!とか、あれっ、どっちが先に土俵から出た?とかリプレイして欲しい場面も出てくるので、テレビで見ていた方が分かりやすいのですが、やっぱり雰囲気は最高だし迫力が違います。
幕内の取り組みになると、会場の熱気が徐々に上がっていくのが分かってくるので、相撲に興味のなかった私まで前のめりになっていきます。
やっぱり近畿地方出身の力士、特に大阪出身の力士は人気が高いです。みんながそれぞれ贔屓力士の名前を呼ぶのを聞いているだけで楽しいですよ。さすがに叫ぶ勇気はないですが(笑)
力士の名前もほとんどわからず、ほぼ母親に「あれ誰?」と聞いているレベルですが、母親はとっても楽しんで喜んでくれたし、たいした知識のない私も十分楽しめました。
また、向正面って行事が邪魔で見にくいのでは?と心配していたのですが、取り組みが始まれば力士も行事も動くので、全く心配はありませんでした。ただ、横綱の土俵入りはお尻しか見えないのでなんだか寂しい気持ちになります(笑)来年も頑張ってチケット取って見に来たいな♪
追伸:写真って難しい(涙)集中すると取り組みを見逃してしまうし、真剣に見てると写真が撮れない⤵︎
本当はもっと迫力のある取り組みだったのですが、それが伝わらない私の写真テクニックがもどかしいです。