メキシコシティからバスに乗って世界遺産のテオティワカンへ。
ずいぶん昔にテレビで見てから、いつか行ってみたいと思っていた場所なので、とっても楽しみ。
メキシコシティからさくっと日帰りできるのでお手軽です。
北バスターミナルへ
テオティワカンへのバスが発着しているのは北バスターミナル。
北バスターミナルまでは地下鉄でも行けるけれど、ソカロ近くのホテルからだと乗り換えが必要なので時間がかかるし面倒。なので今回は乗り換えの必要がないトロリーバスを利用。
料金は4ペソ(約24円)と格安。おつりは出ないので、小銭を用意していきましょう。
ホテル近くのバス停から約20分くらいで北バスターミナルに到着。専用レーンがあるので、渋滞がないのも高ポイント。
時間帯によるのかもしれないけれど、利用した10時過ぎはバスの中はギュウギュウ。スーツケースなどの大きな荷物があるときはお勧めしません。
広いバスターミナルの左奥から2番目のブースがテオティワカン行きのバス会社。
ピラミッドの絵が目印。
一番左奥からセキュリティゲートを抜けてバス乗り場へ。
テオティワカンまでは片道52ペソ(約300円)、約1時間。往復割引はありませんが、帰りの分も購入しておくと便利。クレジットカード利用可。
バスにはギターの弾き語りやスナック、ジュースの売り子さんが次々と乗り込んできてにぎやか。ゆっくり寝られない...
テオティワカン遺跡
テオティワカン(ナワトル語: Teōtīhuacān、スペイン語: Teotihuacan)とは、メキシコの首都メキシコシティ北東約50キロの地点にあり、紀元前2世紀から6世紀まで繁栄した、テオティワカン文明の中心となった巨大な宗教都市遺跡。当時のアメリカ大陸では最大規模を誇り、メソアメリカの中心的都市として機能していた。
テオティワカンとは、ナワトル語で「神々の都市」という意味で( テオ=神、ティ=変わる、ワカン=場所) 、これは12世紀頃にこの地にやってきて、すでに廃墟となっていた都市を発見した、メシカ人(アステカ人)が命名した。アステカ人はテオティワカンを後々まで崇拝の対象とした。
Wikipediaより
バスを降りてから駐車場を抜けてまっすぐ進んでいくとチケットオフィスが。
入場料は75ペソ(約450円)、クレジットカード利用不可。
入場ゲートはここからさらに100mくらい進んだところにあります。
ゲートを入って進んでいくとまず目に飛び込んでくるのは「ケツァールコアトルの神殿」。
ここは後で時間に余裕があれば見学しようと思っていたけど、暑くて断念。
左に曲がるとはるか彼方の正面に「月のピラミッド」。右側には「太陽のピラミッド」。
ここから月のピラミッドまで約1km続く道は死者の道と呼ばれています。ほぼ日陰の無い炎天下なので、なかなか過酷。
途中、道の脇にある木陰で休憩しながらおよそ15分で「月のピラミッド」に到着。
高さ42m、1辺150mあり、この後訪れる「太陽のピラミッド」に次いでテオティワカンで2番目に大きいピラミッド。死者の道の北端に鎮座しています。
ピラミッド前の広場では宗教的に重要な行事が行われていたそうです。
手すりはあるけど、結構な急こう配。頂上まで登ることは出来ないけれど、途中まで登ることが可能。
特等席に陣取って、「月のピラミッド」の上から「太陽のピラミッド」を眺める贅沢な時間。まっすぐ伸びる死者の道は圧巻。
日差しは強いけれどカラッとしているので、時折吹く風が少し冷たくて気持ちいい。
いつまでもぼーっと眺めていたいけど、この絶景を独り占めする訳にはいかないので、他の人の邪魔にならないように適当に退散。
てくてく歩いて「太陽のピラミッド」へ。 高さ65m、1辺が225mとテオティワカン最大のピラミッド 。頂上にはかつて神殿があったとか。
人の小ささと比較するといかにピラミッドが大きいかが分かると思います。「太陽のピラミッド」はエジプトのクフ王とカフラー王のピラミッドに続き、世界で3番目の大きさ。
こっちは頂上まで登れます。
頂上からの眺め。奥に見えるのが「月のピラミッド」。
「月のピラミッド」をアップで。
結構上まで登ったような気がしていたけど、1/3くらいまでしか登ってなかったみたい。
メキシコっぽく、サボテン越しにピラミッド。
まとめ
「月のピラミッド」の近くにはケツァルパロトルの宮殿があり、壁画などを見学することができるんだけど、今回はピラミッドだけで大満足したので見学せず。
チケットゲート付近にはお土産屋さんもたくさんあったし、テオティワカン内にもスカルやジャガーの置物などを売ってる人がチラホラいたけど、客引きはしつこくなかったです。
カラッとしてるので日陰に入れば心地いいんだけど、日差しが半端なく強い。帽子も日傘も持って行ってなかったので、干からびそうでした。